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立地や緑、商業施設も人気

 価格以外にも評価点がある。「都心に近い立地」「豊かな緑」「商業施設による便利な買い物環境」などだ。

 中でも立地は分かりやすい。ターミナルの東京駅や品川駅が4km圏内にある〔図4〕。22年度以降に本格運行が始まるBRTの「幹線ルート」の拠点になる虎ノ門までは約3.2km。自転車通勤も可能な範囲だ。買い物に便利な銀座までは約2.5kmと近い。

〔図4〕東京駅や品川駅が4km圏内にある
〔図4〕東京駅や品川駅が4km圏内にある
都心に近い立地を評価する購入者も多い。東京駅までは約3.3kmの距離(資料:HARUMI FLAG広報事務局の資料を基に日経アーキテクチュアが作成)
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 樹木の多さも魅力。現在は更地が目立ち、味気ない場所に思えるが、HARUMI FLAGは3~4年後に敷地の約半分が緑に覆われる。敷地面積に占める空地率は50.3%もある。

 ランドスケープを統括する中野正則氏は高木を約3000本、中木を約900本植え、HARUMI FLAGを「海に浮かぶ緑の半島」に変えようとしている。しかも植栽に囲まれた街路は建物の波打つファサードと対になるように線形にするなど、施設と一体でデザインした。海沿いには公共の公園も整備され、憩いの場が広がる。

 マンション棟と同時に、地下1階・地上3階建て、延べ面積が約1万9000m2ある商業施設もできる。建物は既に完成している。

 湾岸エリアの弱点は、食品や日用品などの買い物に便利な施設が極端に少ないことだ。既に住んでいる人ほど、切実さを痛感している。持ち家からの買い替え組が、商業施設の存在に引かれるのはうなずける。