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イオンとほぼ直結のタワマン

 中でもタワマンの目の前に、スーパー「イオンスタイル 有明」など200店以上が入居する商業施設ができるのが最大の売り物だ〔写真3〕。購入者はこの点を高く評価している。スーパーが少ないのが湾岸エリアの弱点だが、住友不動産はそこを重点的に補った。マンション1階にはカートが用意され、商業施設直結に近い。

〔写真3〕マンションの向かいが商業施設の裏口に
〔写真3〕マンションの向かいが商業施設の裏口に
湾岸エリアには少なかった日常使いができるスーパーなどを、マンションの目の前にある商業施設に誘致したことが購入者に高く評価されている(写真:山田 愼二)
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 敷地内には武蔵野大学が運営する大規模な認定こども園(定員280人)があり、学校や病院も隣接する。生活には不便だった有明が、急に利便性が高い街に変わろうとしている。

 交通の便もいい。ゆりかもめの有明駅まで徒歩3分。商業施設を含む開発事業では、ショッピングセンターを駅に一番近い場所につくるのが王道と言われる中、有明ガーデンは住宅棟を駅近に配置した。住人には豊洲駅までの専用バスも用意する。

 国際会議や音楽ライブができる約8000人収容のシアターや、ホテルと温浴施設、そして劇団四季の専用劇場もできる。東京ビッグサイトは徒歩圏内と、イベントには事欠かない。

 おまけに複数の五輪関連施設が間近に立ち並ぶ。海を見渡せる南向きの住戸に引けを取らず、五輪施設ビューの北側も同じく売れている。バルコニーの手すりが透明で、居室に座っていても窓越しに外が見える。

 湾岸のタワマンといえば、眺望と引き換えに生活利便を犠牲にする選択を強いられた。有明ガーデンはその課題を克服しようとしている。住戸の広さを重視するなら、HARUMI FLAGは価格的に有利。利便性は有明ガーデンの方が良さそうだ。湾岸の2大開発、HARUMI FLAGと有明ガーデンの行く末を見守りたい。

有明ガーデン

  • 所在地:江東区有明2丁目
  • 用途:商業、ホテル、サービスアパートメント、多目的ホール、劇場ほか
  • 敷地面積:約10万7000m²
  • 延べ面積:33万3500m²(マンション街区は約16万1000m²、商業街区は約17万2500m²)
  • 階数:地下1階・地上32階・塔屋2階(住宅棟WEST TOWER)、地上33階・塔屋2階(住宅棟CENTRAL&EAST TOWER)、地下1階・地上5階(商業棟)、地下1階・地上6階(商業別棟)、地下1階・地上16階(ホテル棟)、地下1階・地上5階(ホール棟)
  • 構造:鉄筋コンクリート(RC)造(住宅棟)、鉄骨(S)造と一部RC造、SRC造(住宅棟以外)
  • 事業者:住友不動産
  • 設計・施工:竹中工務店、前田建設工業