住宅の倒壊や宅地の崩壊など建築界に数々の課題を突き付けた熊本地震。防災拠点となるはずの宇土市庁舎が倒壊寸前となった姿は人々に衝撃を与えた。それから4年。免震構造を採用した庁舎再建に想定外の設計変更が生じた。熊本市の被災マンション解体や液状化対策も難題が行く手を阻む。被災地の苦悩をリポートするとともに、今後の大地震への対策を探る。
CONTENTS
熊本地震4年、復興に立ちはだかる難題
被災地の苦悩 住宅復興を阻む「合意形成」
復興が進む熊本の今
巨大地震に備える 被害をリアルに想定し対策急げ