社会や経済のルールを根こそぎ変えつつある新型コロナウイルス。マスクを身に付け、他者との距離を保ちながら、ウイルスとの共存に向けた試行錯誤が始まった。我々が暮らし、働き、遊ぶ空間はどのように変わるのか。建築界は未曽有の災厄を克服し、新たなステージに進めるのか。取材を進めると、建築・都市のニューノーマル(新常態)が見えてきた。
プロローグ
コロナ禍が建築界に与えた試練
実務者に緊急アンケート
工事の中断、賛成派は約7割
建築のプロはこう動いた ❶ 坂茂氏
ネットカフェ難民に紙管の間仕切りを
建築のプロはこう動いた ❷ 田辺新一氏
「換気」目線で感染防止策を助言
建築のプロはこう動いた ❸ 元谷外志雄氏
2300室ホテルにコロナ患者受け入れ
建築需要「天気予報」
コロナの影響が大きい用途は?
建築設計が変わる
3つの「Re」でオフィス見直し
INTERVIEW 1 内藤廣氏
失敗する巨大案件も、都市は次のフェーズへ
INTERVIEW 2 隈研吾氏
公共の空間が都市の「主役」になる
加速する建設DX
「デジタルツイン」が勝負を分ける