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職種により、どうしても人と対面しなければならない場面がある。事務所や事業所に赴いて他人と接するとき、当面はウイルスの「飛沫感染防止」対策がなければ安心して働けない。多様な取り組みが広がっている。

 行政機関における防止策として、自ら工夫するDIY(Do It Yourself)精神を発揮して話題を呼んだのが、段ボール製パーティションなどによる鳥取県の取り組みだ〔写真1〕。

〔写真1〕手軽な段ボール製で話題に
〔写真1〕手軽な段ボール製で話題に
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鳥取県の庁舎内で展開される「鳥取型オフィスシステム」。県内外で話題を呼んだ。対面の仕事が避けられない代表例が財政課。職員同士が組み、予算の数字の査定を相対で検証しながら進める。相手の表情の変化は重要な気づきになるため、パーティションの中央部に「窓」を設け、食品用ラップフィルムを張った。ポスターフレームを活用している課などもある(写真:鳥取県)

 平井伸治県知事の指示の下、3月30日に人事企画課が庁内に大号令を発し、各職場の工夫を奨励。4月人事に伴う部署間や席の移動、物品の配置変更に際し、感染リスクの軽減策を反映させた。

 「庁内で感染対策に当たっている保健師にアドバイスを仰ぎながら工夫してきた。コストをかけずに知恵を出し合うのが鳥取型。率先して対策を示してきた副次的効果として、感染防止に対する県民の意識が高まっている」(鳥取県人事企画課の前田秀樹課長)