全3535文字
PR

長期化するコロナ禍で人手不足が深刻化する医療現場は、感染症対策にどう取り組むか。国が推進する「AIホスピタル」に代表されるICT(情報通信技術)活用は解決策の1つだ。イラストのような病院の実現も遠くない。

最新技術を導入した病院の7つの未来を描いた。日本ヘルスケアプランニングの八田正人代表、プラスPM・CM部マネジャーの濱田徹チーフコンサルタントの監修協力と取材を基に日経アーキテクチュアがまとめた(イラスト:KUCCI)
最新技術を導入した病院の7つの未来を描いた。日本ヘルスケアプランニングの八田正人代表、プラスPM・CM部マネジャーの濱田徹チーフコンサルタントの監修協力と取材を基に日経アーキテクチュアがまとめた(イラスト:KUCCI)
[画像のクリックで拡大表示]

 「ロボットの活用はすでに一部の病院で始まっている。以前は否定的に捉えられていた非接触や非対面のサービスが、新型コロナの感染拡大により見直されICT化には追い風になる」。医療経営支援業務を手掛ける日本ヘルスケアプランニングの八田正人代表取締役はこう指摘する。

 医療機器やIoT機器を活用し、医療行為をサポートする「AIホスピタル(病院)」は、2018年度から内閣府の主導で推進されている。これまで医療機関ごとに管理されていた患者情報を、ビッグデータとして収集・蓄積。このデータと人工知能(AI)による分析技術を組み合わせて、医療サービスの高度化とともに医療現場の負担軽減を目指している。現在すでに、慶応大学病院などの協力機関が実証実験中だ。

 ICT化が進むと、診療フローや病院内に備えるべき機能、空間は変わることが予想される。病院を得意とするゼネコンやコンサルタント会社などに取材した情報を基に、日経アーキテクチュアがまとめた未来の病院を紹介する。