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 ドローンによる空撮が身近な存在になってきた。小規模事業者向けの屋根点検サービス、建築現場の定点撮影など向けの自動操縦アプリ、空撮を手掛ける事業者とのマッチングサイトも登場している。

 テラドローン(東京都渋谷区)が展開している「テラルーファー」は、屋根点検に特化したサービスだ。同社がうたうキャッチコピーは「撮影時間は1回5分」。住宅などには屋根の点検設備がない場合が多く、登るだけでも作業者の墜落防止措置が必要となるが、空撮ならそうした手間が掛からない。

 サービスはドローン本体と、スマートフォンまたはタブレット端末向けの専用アプリケーションから成る。

 撮影場所近くでドローンと端末で全地球測位システム(GPS)の情報を取得し、地図情報を確認。建物上空を1周するなどのフライトプランを事前入力すれば、あとはドローンが自動で離陸し、GPS情報に基づいてフライトを実行、撮影を完了させる〔写真1〕。

〔写真1〕解像度は4K程度
〔写真1〕解像度は4K程度
テラルーファーによる自動撮影の模様。操縦に自信がなくても、GPSに基づく自動制御が使える。ドローンが撮った映像はリアルタイムで見られる。解像度は使用するドローンにより、今回用いた機材では4K(幅4000ピクセル)だった。ズーム機能により屋根端部も確認できた(写真:上2点は池谷 和浩、下はテラドローン)
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 専用アプリには、撮影した画像から屋根面の面積を算定する機能もある。屋根改修の簡易見積もりに直結する機能と言える。

 同社によると、「テラルーファー」はドローン本体の導入、航空法に基づく許可申請、事業向け損害保険などをワンストップで提供する点もセールスポイントだ。

 「保険を含めると個々に導入するよりコストを抑えられる」(同社テラルーファー事業開発部の大黒恭兵氏)と説明する。屋根工事会社や工務店などを中心に導入事例が増えているという。

 建設現場向けワンストップサービスには、ソフトウエア開発を手掛けるCLUE(東京都港区)が展開するアプリ「ドローン施工管理くん」もある。現場の定点観測のため、清水建設が2018年に土木工事へ導入した例がある。