大学の都心回帰が進むなか、郊外立地でも学生数を大きく伸ばした学校がある。設計者の安藤忠雄氏は、10年以上をかけて5つの施設で大学側の思いを具現化してきた。旧短大の既存校舎も活用し、大学の成長に合わせて1棟ずつ整備したものだ。最近は、学生ニーズの幅は広がり、新型コロナウイルスなどへの対応も欠かせない。キャンパスや学びやをどう育てていくか。将来像を先読みした設計が求められている。

IPU・環太平洋大学のキャンパス。安藤忠雄氏が最初に設計した施設が2009年に完成して以来、同氏が継続して5つの施設を手掛けた。07年の開学時に、旧短大校舎を活用するよう勧めたのは安藤氏だ(写真:生田 将人)
IPU・環太平洋大学のキャンパス。安藤忠雄氏が最初に設計した施設が2009年に完成して以来、同氏が継続して5つの施設を手掛けた。07年の開学時に、旧短大校舎を活用するよう勧めたのは安藤氏だ(写真:生田 将人)
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IPU・環太平洋大学 DISCOVERY(写真:生田 将人)
IPU・環太平洋大学 DISCOVERY(写真:生田 将人)
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立命館大学 分林記念館(写真:母倉 知樹)
立命館大学 分林記念館(写真:母倉 知樹)
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こどもえんつくし ダイニングホール棟foresta カランころ(写真:母倉 知樹)
こどもえんつくし ダイニングホール棟foresta カランころ(写真:母倉 知樹)
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千葉市立美浜打瀬小学校(写真:日経アーキテクチュア)
千葉市立美浜打瀬小学校(写真:日経アーキテクチュア)
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