東京五輪が開催されるはずだった2020年、世界中の都市に突如コロナ禍が降りかかった。当たり前だった日常生活は一変し、外出自粛の要請で働き方も見直しへ。リモートワークが広まり、郊外への移住や拠点移転の関心も高まった。今後、建築・都市の在り方はどう変わるのか。キーワードはビルディングタイプを変える、新しい「用途・機能」の掛け合わせだ。日経アーキテクチュアは21年以降に竣工予定の建物を独自調査。回答を寄せた88社の最新事例107件から、“ニューノーマル建築”の輪郭が見えてきた。

(写真:生田 将人)
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(写真:CIC)
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(資料:MARU。architecture)
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(資料:大成建設)
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(資料:伊東豊雄建築設計事務所・竹中工務店)
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(資料:森ビル)
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プロジェクトデータの見方

主要な設計事務所や建設会社、不動産会社など合計88社の協力を得て、2021年以降に完成する各地の建築プロジェクトや開発計画を調査した。概要データの白抜き数字は、❶ 所在地 ❷ 発注者、事業者 ❸ 設計者 ❹ 施工者 ❺ 竣工時期 ❻ オープン時期 ❼ 主構造 ❽ 階数 ❾ 延べ面積 を表示した。同じ内容が続く場合は白抜き数字を連続させた。プロジェクト名は仮称、略称を含む。「─」は未定、非公表、不明を示す。設計者と施工者は原則、建築工事のみを表示。プロジェクト冒頭の数字は竣工年。「年度」で公表されている場合は、次年扱いとした。各用途内での並び順は、概ね竣工予定順。特記のない資料や写真は、当該プロジェクトの設計者もしくは施工者、発注者の提供。記載情報やパース資料はいずれも予定で変更の可能性がある