「企業主導型保育事業」は、近隣に影響の少ない小規模施設として開設できるため、企業と地域のニーズを踏まえた柔軟な保育を提供できる場として期待されている。同事業を活用した「いふくまち保育園」は、隣接する公園の管理と連携してまちづくりも図る。
写真の専門学校を卒業し、大阪のギャラリーに勤めていた酒井咲帆氏。子どもをテーマとする大学での研究活動のため、2006年に福岡へ移住。友人を増やすため、文化人が集まるカフェに通うようになった。カフェを月2~3回手伝いながら、「写真館を開きたい、カメラマンになりたい」と話していた。3年間の期限付きだった大学勤務を終えるのを機に、写真館「ALBUS(アルバス)」を立ち上げた〔写真1〕。
写真館には、公民館としてのギャラリー機能を設置することを思い描いていたが、収支が合わないので写真スタジオにした。写真スタジオは、撮影のためだけではなく多様な人々が集う場としても使われている。