全2887文字
PR

清水建設は、若手設計部員8人1グループでコンピュテーショナルデザインの研修を進め、約300人の使い手を育てた。大林組は、実戦に即したグループワークで実務の習得を促す。グループ内の結束は実務で生きてくる。

 約1000人が所属する設計本部の社員にコンピュテーショナルデザインを実践させる──。組織全体に先進的な設計手法を導入するに当たって、清水建設は2017年10月、設計本部内に「デジタルデザインセンター」を新設。コンピュテーショナルデザインの社内研修をはじめ、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCGなどのデジタル活用で設計者を支援する〔図1〕。

〔図1〕多様なソフトを統合し3次元モデルで最適解
〔図1〕多様なソフトを統合し3次元モデルで最適解
清水建設がコンピュテーショナルデザインを展開するために構築した「Shimz DDE」の概念図。多様なソフトを統合・集約して3次元モデルをベースに最適解を導く(資料:清水建設)
[画像のクリックで拡大表示]

 「デジタルデザインセンターが発足して3年で、3割の設計部員にコンピュテーショナルデザインの手法を習得させることができた。日常業務での応用事例は20年上期だけで80件を超えた」と、同社設計本部デジタルデザインセンターデジタルソリューショングループ兼AI推進センターの佐竹浩芳グループ長は胸を張る。