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環境性能の評価ツールという点では同じでも、CASBEEとLEEDは項目や評価方針などで異なる面も多い。わずかな点の見逃しで、認証を得られない場合もある。両者の違いを中心にポイントを整理する。(日経アーキテクチュア)

CASBEE建築(新築)のSランク認証を得た「有明テニスの森クラブハウス・インドアコート」。ビューローベリタスジャパンが認証を担当した(写真:守山 久子)
CASBEE建築(新築)のSランク認証を得た「有明テニスの森クラブハウス・インドアコート」。ビューローベリタスジャパンが認証を担当した(写真:守山 久子)
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 駐車場の設置台数は多いほうがよいのか、少ないほうがよいのか?

 国内での認証数が増えている「建築環境総合性能評価システム(CASBEE)」と米国発祥の「LEED」では考え方が正反対だ。CASBEEでは、周辺での渋滞発生や路上駐車防止の観点から付置義務台数に代表される適切な駐車場台数の確保を評価する。逆に、公共交通機関の利用を促すLEEDでは、駐車場の台数が少ないことを評価する。

 これは1例だが、環境性能を評価するツールといってもCASBEEとLEEDでは異なる部分が多い。