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日本財団パラアリーナ(東京都品川区)は、パラリンピック競技の普及と練習環境の提供を目的とした施設だ。様々なハンディキャップを持つ人たちがストレスなく利用できるように、トイレについても細かい配慮が施されている。

 日本財団パラアリーナを運営しているのは、日本財団パラリンピックサポートセンター(東京都港区)。パラリンピック競技団体の運営支援のために2015年5月に設立された組織だ。推進戦略部ディレクターの金子知史氏は、「一般的な体育館では、車椅子などで床が傷つき汚れるという理由でパラリンピック競技には貸し出してもらえないのが現状。パラアリーナは、そうしたパラアスリートの練習環境の確保のために建設された」と説明する。

 18年6月のオープン以来、パラリンピック競技の日本代表合宿やクラブチームの練習のほか、パラスポーツの普及イベントにも活用されている。

入り口の左右に車椅子用のスロープが伸びる。パラアスリートのための練習施設であるため、施設全体にユニバーサルデザインが採用されている(写真:都築 雅人)
入り口の左右に車椅子用のスロープが伸びる。パラアスリートのための練習施設であるため、施設全体にユニバーサルデザインが採用されている(写真:都築 雅人)
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(資料:日本財団パラリンピックサポートセンター)
(資料:日本財団パラリンピックサポートセンター)
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男子トイレ

男女別のトイレには、健常者の利用も想定して一般的な便器も設置されている(写真:都築 雅人)
男女別のトイレには、健常者の利用も想定して一般的な便器も設置されている(写真:都築 雅人)
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その一方、車椅子の利用者の「鍵が低い位置にないと施錠しづらい」という声に応え、吊り扉の鍵の位置を低く変更する手直しも行っている(写真:都築 雅人)
その一方、車椅子の利用者の「鍵が低い位置にないと施錠しづらい」という声に応え、吊り扉の鍵の位置を低く変更する手直しも行っている(写真:都築 雅人)
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男子ロッカー・シャワールーム

トイレは、車椅子でスムーズに動けるように、間口を広く確保し、床はフラットになっている(写真:都築 雅人)
トイレは、車椅子でスムーズに動けるように、間口を広く確保し、床はフラットになっている(写真:都築 雅人)
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シャワールームも床はフラット。床に座ったままでも扱いやすいキャスター付きワゴンを常設する(写真:都築 雅人)
シャワールームも床はフラット。床に座ったままでも扱いやすいキャスター付きワゴンを常設する(写真:都築 雅人)
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多目的トイレ

多目的トイレは男女共用。様々な障害を抱える人が使いやすいようにするため、便房内は車椅子が転回できる広さを確保する。手すりやオストメイト対応設備、介助用ベッドなど、様々な機能を集約したトイレになっている(写真:都築 雅人)
多目的トイレは男女共用。様々な障害を抱える人が使いやすいようにするため、便房内は車椅子が転回できる広さを確保する。手すりやオストメイト対応設備、介助用ベッドなど、様々な機能を集約したトイレになっている(写真:都築 雅人)
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女子ロッカー・シャワールーム

女子のロッカールームには、手すりなどの位置を左右逆にした便房が並ぶ。身体の状況によって使いやすいほうを選べる(写真:都築 雅人)
女子のロッカールームには、手すりなどの位置を左右逆にした便房が並ぶ。身体の状況によって使いやすいほうを選べる(写真:都築 雅人)
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洗面台は車椅子利用者の足が入りやすいようカウンターの下端を欠き取っている(写真:都築 雅人)
洗面台は車椅子利用者の足が入りやすいようカウンターの下端を欠き取っている(写真:都築 雅人)
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男子用と同様、座ったままでシャワーを浴びられる機器も設置している(写真:都築 雅人)
男子用と同様、座ったままでシャワーを浴びられる機器も設置している(写真:都築 雅人)
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