大型プロジェクトの端境期とコロナ禍のダブルパンチで、2020年度決算は予想通り減収や減益となる建設会社が多かった。多くの企業は生産性向上や新規事業の創出による生き残りに向けて、DX(デジタルトランスフォーメーション)に一層力を入れているようだ。20年度決算を振り返りつつ、建設DXの最前線と課題を追った。

DXが建設会社の最重要課題に浮上
DXが建設会社の最重要課題に浮上
日経アーキテクチュアの経営動向調査に回答を寄せた建設会社78社のうち約62%がDXに「すでに取り組んでいる」と回答した。「取り組む予定がある」は約15%、「今後取り組みたい」は約19%。「取り組むつもりはない」と回答した企業はなかった(資料:日経アーキテクチュア)
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