マンションなどの外壁タイルが剥離し、落下するトラブルが多発している。管理組合が施工会社や設計事務所に修繕費の負担を求めて訴訟になるケースも。施工不良か経年劣化か、紛争の現場で注目を集めているのが「浮き率」だ。改正マンション管理適正化法の全面施行を2022年4月に控え、外壁タイルの品質に向けられる視線がさらに厳しくなることが予想される。紛争の現場から見えてくる問題点を解説すると共に、デジタル技術を活用した業務効率化など、タイル剥落対策の最前線を追った。

(写真・資料:古賀 一八、鈴木哲夫設計事務所、長谷工コーポレーション、アウトソーシングテクノロジー、竹中工務店、東急建設)
(写真・資料:古賀 一八、鈴木哲夫設計事務所、長谷工コーポレーション、アウトソーシングテクノロジー、竹中工務店、東急建設)
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