東京オリンピック・パラリンピックという非日常が終わり、再び日常が訪れた。しかし、新型コロナの感染対策による入場制限や、オンラインを組み合わせた新しい観戦の仕組みなどいくつもの環境変化が、スポーツ施設に変貌を迫っている。もはや「競技頼み」の常識は通用しない。10年先、50年先まで持続可能なスポーツ施設とは、どんな姿か。注目プロジェクトや五輪施設のその後、新しいトレンドから、持続可能の条件を考える。

北海道北広島市で建設中の「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールドHOKKAIDO)」。話題のビッグプロジェクトだ。写真は固定屋根を施工している様子。2021年12月時点では世界最大級の可動屋根を架ける工事が進んでいる(写真:大林組・岩田地崎建設JV)
北海道北広島市で建設中の「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールドHOKKAIDO)」。話題のビッグプロジェクトだ。写真は固定屋根を施工している様子。2021年12月時点では世界最大級の可動屋根を架ける工事が進んでいる(写真:大林組・岩田地崎建設JV)
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