マンション・住宅
[22年]シャトレ信濃町リファイニング
躯体再活用でCO2排出量72%減
1971年に竣工した、一部に店舗が入るSRC造の賃貸共同住宅を再生する。既存躯体の84%を再利用しつつ不要部分を撤去して耐震補強を施し、内外装と設備を刷新する。三井不動産と東京大学清家剛研究室が共同研究を実施し、同規模の建物に建て替えた場合に比べて二酸化炭素(CO2)排出量を72%削減すると発表した。
[23年]パークタワー勝どきミッド/サウス
コロナ対応の共用施設も
商住複合大規模再開発「GRAND MARINA TOKYO」内のタワーマンション。都営地下鉄大江戸線・勝どき駅に直結する。ミッド、サウスの2棟に、平均面積約70m2の住戸2786戸を設ける。ウィズ・アフターコロナを見据えて計画途中で設計を変更。個室ブース付きコワーキング施設を用意し、外構部にもWi-Fiを装備する。
[25年]晴海5丁目西地区再開発(HARUMI FLAG)
水素やAIを活用した環境技術
東京五輪で選手村として利用された板状棟の他、新設するタワー棟と合わせて計5632戸を設け、人口約1万2000人の街とする。3方を海に囲まれた敷地に住宅と商業施設の計24棟を配置。水素を利用した発電や燃料電池、AI(人工知能)による電力需要予測機能を備えたエネルギー管理システムなどを導入する。
[24年]ベイシティタワーズ神戸 WEST/EAST
神戸港の突堤に建つツイン高層
開港150年を機に、神戸新港エリア第1突堤基部で進める複合再開発街区の住宅棟。地上27階のツインタワーに計約700戸を設ける。眺望や夜景での見え方を意識して海と山の両方に開いたデザイン。街区内を結ぶペデストリアンデッキにアクセスできる広場「ベイコート」も配置。タワー低層部の商業施設と一体でにぎわいを生み出す。