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建築空間での日常災害の防止を研究する大阪工業大学の吉村英祐特任教授は、街で見かけた「危ないデザイン」を収集している。ここでは、子どもの転落と歩行中の転倒リスクのある事例について、危ない理由を解説してもらう。

 子どもの転落リスクを抱えた建築空間の代表例の1つは、手すり壁のすぐ近くに「足がかり」が配置されているものだ。「子どもは水平なものを見つけると、よじ登りたくなる衝動に駆られる。認知心理学で用いる“アフォーダンス”という概念だ。だから、足がかりをなくすだけでなく、よじ登りにくいと感じさせるデザインにするのがよい」と大阪工業大学の吉村英祐特任教授は話す。

 【 足がかりのある手すり壁 】

 手すり壁に「基壇」や「手すり」を設けると、子どもがそれを足がかりにしてよじ登り、転落する恐れがある。手すり壁のすぐ近くに柱の基壇などを設置した場合も、足がかりになる。やむを得ず設置する場合は、足がかりの上端から測った手すり壁の高さを、建築基準法が規定する1.1m以上確保する。

(写真:吉村 英祐)
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