新たな建築生産方式として注目される建設3Dプリンター。欧州や米国ではスタートアップ企業が設計事務所や建設会社などとタッグを組み、住宅などの実例を増やしてきた。海外勢に後れをとってきた日本の巻き返しはなるか。取材を進めると、国内でも小規模なグランピング施設や、確認済み証の交付を受けた倉庫などが建設中であると分かった。住宅など複数の計画も進行中。2022年は建設3Dプリンター元年になりそうだ。

會澤高圧コンクリートが北海道新冠町の「太陽の森 ディマシオ美術館」で印刷しているグランピング施設(写真:會澤高圧コンクリート)
會澤高圧コンクリートが北海道新冠町の「太陽の森 ディマシオ美術館」で印刷しているグランピング施設(写真:會澤高圧コンクリート)
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