木材や鋼材の価格が上昇するなか、ロシアのウクライナ侵攻が勃発。欧米による金融・経済制裁の報復として、ロシアが木材などの輸出規制に踏み切った。今後、資源不足が一層深刻化し、コロナ禍で高騰していた建設資材は、さらなる値上げが懸念される。この特集では、資材高騰のカラクリを解説するとともに、住宅会社やゼネコン、設計事務所などが取り組む対策の最前線をリポートする。

3資材とも2021年から上昇傾向
もう一段の値上がりが進むのか!?

主要な建設資材の価格変動を示した。上は国産針葉樹合板、中はH形鋼と異形棒鋼、下は生コンクリート(資料:農林水産省の木材価格統計調査と建設物価調査会のデータを基に日経アーキテクチュアが作成)
主要な建設資材の価格変動を示した。上は国産針葉樹合板、中はH形鋼と異形棒鋼、下は生コンクリート(資料:農林水産省の木材価格統計調査と建設物価調査会のデータを基に日経アーキテクチュアが作成)
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