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日経アーキテクチュアは、大手住宅メーカーに対して、住宅性能表示制度の断熱等級への取り組みについて調査した。各社ともZEH基準に相当する断熱等級5を標準にしながら、新設される断熱等級6や7への準備を進めている。

 大手住宅メーカーは、断熱等級5~7にどう対応しているのか。日経アーキテクチュアは2022年8月、主要住宅メーカー16社にアンケート調査を実施。8社から回答を得た〔図1〕。

〔図1〕断熱等級5~7への主な住宅メーカーの対応
〔図1〕断熱等級5~7への主な住宅メーカーの対応
(資料:取材を基に日経アーキテクチュアが作成)
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 ZEH基準に相当する断熱等級5については、回答のあった企業では標準仕様の商品がある。

 一方、22年10月に施行する断熱等級6については「オプション対応の商品がある」といった回答が多かった。断熱等級7については、調査時点で対応する商品があるとの回答はなく、「対応を検討中」や「商品を計画中」とする回答があった。