
LIXILは、これまで再資源化が困難とされてきた廃プラスチックと、建物の解体や改修現場から出る廃木材を融合した循環型素材「レビア」を開発したと、2022年10月18日に発表した〔写真1〕。
複合プラスチックや海洋プラスチックなど、ほぼすべての種類の廃プラスチックを活用できる。
23年1月には、レビアを使用した第1弾の製品として、舗装材「レビアペイブ」の販売を開始する。インターロッキングと同等の滑りにくさと、5倍以上の耐摩耗性を備える。製品価格は一般的な舗装材の約2倍となる。
同社はもともと、廃プラスチックと廃木材を混ぜて押し出し成形でウッドデッキ材をつくる技術を持っている。だがこの技術で用いる廃プラスチックは、選別された良質な樹脂でつくるペレットに限られており、様々な種類の樹脂が混在する複合プラスチックには活用できなかった。樹脂の融点がばらばらなので、押し出し成形品としての品質確保が困難だったからだ。