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 深刻化する資材高騰の中、多くの製品部門で値上げが実施されている。今後、製品の価格はどうなっていくのか。2022年の調査では、日経アーキテクチュア読者などの1級建築士に、製品の部門別に予測してもらった。

 「値上げ」と回答した割合が最も多かったのは「トイレ」(82.5%)で8割を超えた。以下、「システムキッチン」(79.5%)、「金属屋根材」(78.9%)、「複合フローリング」(77.8%)が続く〔図1〕。

〔図1〕今後値上げを予測する部門トップ20
〔図1〕今後値上げを予測する部門トップ20
調査では、「今後、製品の価格がどうなるか」を尋ねた。「大幅な値上げ」と「若干の値上げ」を合算した値をグラフの右に示した。「トイレ」は8割を超え、次いで「システムキッチン」や「金属屋根材」の値が高い
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 「大幅な値上げ」に限って見ると、最も多かったのは「金属屋根材」(27.2%)で、唯一4分の1を超えた。次いで、「トイレ」と「システムキッチン」が共に21.3%で2割を超えた。