日本中を熱狂の渦に巻き込んだワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝からわずか1週間ほど。北の大地で、総工費約600億円の巨大プロジェクト「北海道ボールパークFビレッジ」が開業を迎えた。国内初となる開閉式屋根付きの天然芝球場「エスコンフィールド北海道」では、温泉やホテルから観戦が可能。球場の周りには小さな街を形成するように、分譲マンションや宿泊施設などが立ち並ぶ。驚きの仕掛けに富む「世界がまだ見ぬボールパーク」を、多角的な視点で徹底解剖する。

北海道北広島市に誕生した新球場「エスコンフィールド北海道」を南側上空から見る。可動屋根としての面積は世界一だ。2022年にパリーグ最下位に沈んだ北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督は、この新球場を本拠地として下克上を狙う。写真は22年12月竣工の前に撮影したもの(写真:大林組)
北海道北広島市に誕生した新球場「エスコンフィールド北海道」を南側上空から見る。可動屋根としての面積は世界一だ。2022年にパリーグ最下位に沈んだ北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督は、この新球場を本拠地として下克上を狙う。写真は22年12月竣工の前に撮影したもの(写真:大林組)
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