「日経アーキテクチュア」は、一級建築士をはじめ建設会社や行政など、建築界に携わる方々に、意匠・構造・施工などの専門領域だけではなく、建築界を取り巻く社会・経済動向から経営実務までの情報をお届けする建築の総合情報誌です。写真や図表を豊富に使い、月2回の発行でタイムリーに最新動向をお伝えします。
日経アーキテクチュア バックナンバー
目次
-
日経アーキテクチュア 2021年2月25日号
バブル世代の大量定年が近づき、60歳以降もいかに前線で働き続けてもらうか。建築界に課題が突き付けられている。いわゆる70歳定年法が2021年4月に施行。国もシニアが継続して働ける環境の整備を急ぐ。建築界では、定年を60歳から65歳に延長しようという企業が目立ってきた。設計者寿命を延ばすため、どんな…
-
日経アーキテクチュア 2021年2月11日号
2021年、建築実務のルールが大きく変わる。キーワードはデジタル、脱炭素、防災だ。「押印廃止」をはじめとしたデジタル化の加速、脱炭素を巡る議論の活発化、自然災害に備えた防災対策の強化など、様々な背景を持った法制度が施行される。最新の情報を知らなければ、規制対応にばかり追われ、恩恵を得ることができな…
-
日経アーキテクチュア 2021年1月28日号
東京五輪が開催されるはずだった2020年、世界中の都市に突如コロナ禍が降りかかった。当たり前だった日常生活は一変し、外出自粛の要請で働き方も見直しへ。リモートワークが広まり、郊外への移住や拠点移転の関心も高まった。今後、建築・都市の在り方はどう変わるのか。キーワードはビルディングタイプを変える、新…
-
日経アーキテクチュア 2021年1月14日号
コロナ禍を契機に、デジタル技術を活用して業務や組織、ビジネスモデルなどを変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速している。人手不足や長時間労働、低い労働生産性に悩む建築界も例外ではない。2021年は「建築DX」が本格化する節目の1年になりそうだ。建築はデジタルでどのように進化するのか…
-
日経アーキテクチュア 2020年12月24日号
今回で5度目となる「10大建築人」。建築分野全般で2020年の活躍が目立った人物50組を候補に、編集部全員の注目度評価で、上位10組を選んだ。新型コロナウイルス感染拡大のなか、建築界の今後の方向性を示唆するような動きが目立った。1つのキーワードは「協働・連携」だ。例えば、「アーキテクト・オブ・ザ・…
-
日経アーキテクチュア 2020年12月10日号
競技の白熱や観戦の熱狂をリアルな場で共有する体験に急ブレーキがかかった。東京五輪やプロスポーツ、地域イベントまで開催や集客を見合わせる時期が生じた。一方、多様な利用者を受け入れ、多様な稼ぎ方に対応するために、スポーツ建築は変革を遂げねばならない岐路に差し掛かっていた。「みる」「する」スポーツの在り…
-
日経アーキテクチュア 2020年11月26日号
新型コロナの影響で製品の選び方が変わる部門は──。日経アーキテクチュア恒例調査では、「採用したい」意向とともに、新型コロナの影響を尋ねた。そこから、換気や非接触、抗ウイルスなど、感染防止対策の視点が見えてきた。特集前半では、対策の視点ごとに注目の製品をピックアップ。「店舗・オフィス」と「住宅」に分…
-
日経アーキテクチュア 2020年11月12日号
免震偽装に小屋裏界壁などの施工不備、型式認定違反、さらには国家資格の不正取得まで。近年、建設業界で不祥事が相次いで発覚している。組織的な不正が明るみに出て信用を失い、経営難に陥る企業も少なくない。社会が企業のコンプライアンス(法令順守)に向ける視線は、年々厳しくなっている。ひとたび地に落ちた信頼を…
-
日経アーキテクチュア 2020年10月22日号
大学の都心回帰が進むなか、郊外立地でも学生数を大きく伸ばした学校がある。設計者の安藤忠雄氏は、10年以上をかけて5つの施設で大学側の思いを具現化してきた。旧短大の既存校舎も活用し、大学の成長に合わせて1棟ずつ整備したものだ。最近は、学生ニーズの幅は広がり、新型コロナウイルスなどへの対応も欠かせない…
-
日経アーキテクチュア 2020年10月8日号
「空の産業革命」と呼ばれるドローンの活用が、いよいよ建築分野でも始まった。自由に飛べる“鳥の目”で、これまで見えなかった建築の姿を届けてくれる。2020年7月に政府が閣議決定した「成長戦略実行計画」に、建築分野へのドローン活用が盛り込まれたことも追い風だ。外壁調査や施工検査、設計など、先駆的な取り…
-
日経アーキテクチュア 2020年9月24日号
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、当初は余儀なくされた自粛生活だが、時間がたつにつれ、むしろ率先してテレワークを選択する人や企業が増えてきた。しかし行動が変わっても、住まいを変えることは容易でない。プライベート利用に重きを置いた多くの現代住宅で、「働く」ことを許容するスペースは少なかった…
-
日経アーキテクチュア 2020年9月10日号
建築設計事務所の約75%が、コロナ禍が今期の業績に与える悪影響を懸念している―。日経アーキテクチュアの調査から、迫り来るコロナ不況に各社が身構える様子が浮かび上がる。好調だった2019年度決算を振り返りつつ、コロナ・ショックが設計事務所の経営にもたらす影響や、主要企業の「対コロナ戦略」を探った。
-
日経アーキテクチュア 2020年8月27日号
政府が新型コロナウイルス感染症を「指定感染症」に指定したのは2020年2月1日。3月から感染者が急増し、4月に「第1波」のピークを迎えた。全国の医療施設では、クラスター(感染者集団)の発生が相次ぎ、改めて施設における感染症対策の難しさが浮き彫りとなった。7月からは再び感染者が増え、早くも「第2波」…
-
日経アーキテクチュア 2020年8月13日号
2018年の西日本豪雨、19年の東日本台風に続いて列島を襲った「7月豪雨」。気候変動の影響で激甚化の一途をたどる水害への備えは、建築の設計や街づくりにおいて、耐震や防耐火と並ぶ最重要テーマに浮上した。これまで土木分野に任せきりだった浸水対策を、いかに加速させるか。浸水した建物の被害分析や政策の動向…
-
日経アーキテクチュア 2020年7月23日号
新型コロナウイルスによる働き方の変化で、オフィスの変貌が始まった。テレワークが浸透するなか、複数企業がオフィス撤廃や縮小を相次いで発表。「安全」と「多様な働き方」を両立させるため、多くの企業がレイアウトの変更を検討し始めた。その時、建築設計者に求められる役割とは何か。密集警告や非接触、抗ウイルス化…
-
日経アーキテクチュア 2020年7月9日号
中大規模木造の構造表現がより自由になってきている。例えば、発展途上のCLT(直交集成板)をどう活用していくか、その答えが見えてきた。屋根架構だけ載せる、軸組み工法と組み合わせるといったように、ハイブリッドが基本だ。その際、長さ10m超の原板をそのまま耐力壁にするなど、大判遣いが有効だ。この他、LV…
-
日経アーキテクチュア 2020年6月25日号
新型コロナウイルス感染症の拡大は、建築の仕事の現場に深刻な影響を与えた。しかし、テレワークの導入やITによる遠隔地間コミュニケーションの活用など前向きに推進する価値のある働き方に改めて目を向けさせるきっかけにもなった。衛生面の配慮や経営面のリスク対策など、常に怠ってはいけない取り組みも示唆した。今…
-
日経アーキテクチュア 2020年6月11日号
コロナ禍を受けて、住まいの健康性能や空気環境に対する人々の意識が高まっている。さらに改正建築物省エネ法の完全施行まで1年を切り、2021年4月から小規模住宅では、建築士が建て主に省エネ基準への適否などを「説明」することが義務付けられる。今後の住宅設計は、建て主が求める新たなライフスタイルに寄り添い…
-
日経アーキテクチュア 2020年5月28日号
社会や経済のルールを根こそぎ変えつつある新型コロナウイルス。マスクを身に付け、他者との距離を保ちながら、ウイルスとの共存に向けた試行錯誤が始まった。我々が暮らし、働き、遊ぶ空間はどのように変わるのか。建築界は未曽有の災厄を克服し、新たなステージに進めるのか。取材を進めると、建築・都市のニューノーマ…
-
日経アーキテクチュア 2020年5月14日号
設計や施工で、意思決定を促したり、手戻りをなくしたりするツールとしてBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)は既に定着した感も強い。最近では、設計から施工への一貫利用にこだわらず、3次元の形態情報や属性データをうまく活用する事例も生まれている。国土交通省からBIM活用ガイドラインが示…