
実践デジタル変革
目次
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ITからデジタルのガバナンスへ フレームワークを活用する
[第12回]
デジタル変革のためにはITガバナンスがデジタルガバナンスに進化する必要がある。既存のフレームワークを活用しながら、新たなガバナンスを確立していこう。パートナー間で共有するためのフレームワークの刷新も求められる。
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CIOに必要な新たな役割 2つの実践組織の統括が必須
[第11回]
デジタル変革においてCIOはどのような役割を果たすべきだろうか。新たなサービスと既存の業務やシステムを統合してマネジメントすることが求められる。変革を実践するためのスキルや文化が異なる2つの組織をまとめることも重要になる。
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デジタル変革の成果は測定可能 見える化して投資を管理する
[第10回]
従来の企業システムへの投資と異なり、デジタル変革投資は直接投資だ。売り上げや利益の増加、顧客の評価などでその成果を測定できる。デジタル変更の実行段階ごとに関門を設け、投資判断することも重要になる。
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デジタル変革は戦略的投資 強みや不確実性で判断
[第9回]
デジタル変革への投資を従来のIT投資と同じに考えてはいけない。戦略的投資と考え、将来の可能性を広げるために配分する必要がある。デジタル変革のテーマや不確実性を踏まえ、投資の方針を決めよう。
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専門性を拡張したIT人材が必須 組織と人材の組み合わせで変革
[第8回]
デジタル変革を実践するためには新たな専門性を持ったIT人材が必要になる。加えて価値創造サイクルの各プロセスを支援する業務分野別の人材も欠かせない。グーグルは組織や人材にこだわり、デジタル変革を実践している。
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専門組織の設置では不十分 役割ごとに人材と組織を配置
[第7回]
今回はデジタル変革を実行するための組織や人材について解説する。価値創造サイクルには様々なフェーズがあり、求められる組織や人材が異なる。IT部門とユーザー部門の役割を包含して再配置するような組織改革が求められる。
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継続的改善で価値を高める システムとの連動で可視化
[第6回]
現場に組み込んだイノベーションは継続的な改善でより効果を発揮する。システムと連動した仕組みを用意し、改善プロセスを確立しよう。米グーグルなどの事例を交え、その詳細を紹介する。
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試作品と実用化を橋渡し 既存システムの部品化も実施
[第5回]
生み出されたイノベーションは実用化してこそ意味がある。業務プロセスやIT基盤の準備とともに、サービス部品の開発を進めよう。既存システムにも適用することで、新たなサービスと一体化して管理できる。
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アイデアを数日で形にするコツ IDEO流プロジェクトに学ぶ
[第4回]
米IDEOはデジタル変革の中核を成す「価値創発」を日々実践している。強さの秘訣はブレストとプロトタイピングにある。アイデアを数日で形にして試行を繰り返し、革新的な製品につなげている。
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もうPoCで終わらせない 本家IDEOに学ぶ価値創発のコツ
[第3回]
デジタル変革を通じて新たな事業を創り出す「価値創出サイクル」は3つの工程からなる。価値を作り出す「価値創発」と、継続的に高める「価値増幅」、2つを連結する「ブリッジ」だ。今回は第1の価値創発の勘所を、デザイン思考で有名な米IDEOを例に解説する。
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戦略設計図でDXの方向性示せ GAFAの共通項と相違点を探る
[第2回]
デジタル変革(DX)の第一歩は戦略設計図の作成にある。例えばGAFAの戦略には共通項がある一方、重視するポイントはそれぞれ異なる。自社の強みを発揮できる分野を見極めて戦略を考えたい。
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デジタル変革、成功への3段階 個別最適は禁物、継続が大切
[第1回]
日本企業が相次ぎデジタル変革(DX:デジタルトランスフォーメーション)に乗り出している。デジタル変革はAI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)をはじめとするデジタル技術を活用して、新たな事業やサービスの創出、顧客満足度の向上などを狙う取り組み全体を指す。