(イラスト:Getty Images)
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年間43億個もの荷物が飛び交う日本の物流はもはや限界の状態だ。非効率な仕事の進め方に人手不足、再配達率の増加などが相まって配送現場からは悲鳴が上がる。追い打ちをかけたのが新型コロナ。巣ごもり消費の広がりでECの利用が拡大し、配達員への負担は増すばかりだ。「危機的状況」と言われ続けた国内の物流網は、いずれ崩壊してしまうのか。答は否だ。デジタル技術の進展を追い風に今、多くの担い手が改革ののろしを上げた。データを駆使して非効率の原因となる壁を突破。利便性向上と事業者の負担軽減を両立するため、「神様」であるはずの客にも一定の歩み寄りを求める。固定的な物流網を抜本的に組み替える将来構想も見え始めた。増え続ける荷物を受け止め、持続可能な物流網を作る。物流を再発明する動きの最前線を追った。