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住宅設備大手LIXILを率い、コロナ禍の克服とデジタル変革に挑む。業界の特徴を踏まえ、デジタルとアナログとのハイブリッド戦略を進める方針だ。「プロ経営者」として、不得手な業務ほど苦労してでも外注せず自前でこなす道を選ぶ。

(聞き手=浅川 直輝、高槻 芳)

瀬戸 欣哉(せと・きんや)氏
瀬戸 欣哉(せと・きんや)氏
1960年生まれ。東京都出身。83年東京大経済学部を卒業後、住友商事に入社。2000年にMonotaROを創業し01年社長、12年会長。16年にLIXIL社長 兼 最高経営責任者(CEO)、LIXILグループ社長兼CEOに就く。18年10月にCEO退任後、2019年6月に復帰し現職。(写真:村田 和聡)
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新型コロナウイルス禍で経営にどのような影響が出ていますか。

 短期的には当然ながらマイナスの影響があります。生産ラインや工事現場がストップしたり、ショールームを開店できなかったりしました。2020年上半期(4~9月)の業績はどうしても厳しくなります。

 ただ、海外市場は欧米を中心に回復してきました。国内も9月には底を打ち、下半期は前年に比べて良い業績になると予想しています。

 一方、長期的にみればプラスの影響があります。これまで多くの消費者は家よりも旅行や買い物、外食などにお金をかけてきました。朝早く家を出て帰宅時間も遅い生活では、家がさほど重要な存在ではなかったのでしょう。