
日経コンピュータ「挑戦者」
目次
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世界各地に「アバター」配置 時空超える社会インフラに
深堀 昂 氏 avatarin CEO(最高経営責任者)
「アバター(分身)ロボット」を社会インフラにする新会社を設立した。多くのアバターロボを世界中に置き、利用者が遠隔操作できるようにする。アバターロボにより人が時間や距離を超えて「移動」できる環境づくりを目指す。
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途上国支援で知った限界 分散型IDの社会実装に挑む
安田 クリスチーナ 氏 米マイクロソフト アイデンティティ規格アーキテクト
途上国支援を契機に、分散型IDの国際標準化と社会実装に取り組む。あえて米マイクロソフトに飛び込んだ安田クリスチーナはアーキテクトとして個人が自身のデータをコントロールできる世界の実現に挑む。
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ICTで教育の未来切り開く アラン・ケイの格言を実践
荒木 貴之 氏 ドルトン東京学園 中等部・高等部 校長
ドルトン東京学園 中等部・高等部はICTを積極的に活用する中高一貫校だ。「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」校長の荒木貴之は、かつて出会ったアラン・ケイの格言の実践を目指す。
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自動運転バス、初の定期運行 孫正義に学んだ事業の神髄
佐治 友基 氏 BOLDLY 社長
茨城県境町が国内初となる自動運転バスの定期運行を始めた。運行をシステム面で支援するのはソフトバンク子会社のBOLDLYだ。社長の佐治友基が自ら事業構想を描き「起業」にこぎ着けた。その思いとは。
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国も見習うデジタル改革 創業支援で地域に魅力を
高島 宗一郎 氏 福岡市 市長
福岡市長に就任以来、スタートアップ育成や規制改革で実績を積み上げた。行政手続きでの「脱ハンコ」を達成し、デジタル改革は国の先を行く。地方都市の競争力強化に向け、外国人の起業支援などの策を打ち出す。
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札幌発の小売店向けAI コロナ乗り切り、世界へ
北出 宗治 氏 AWL 社長兼CEO
AWL(アウル)は小売店向けに「AIカメラ」を提供するスタートアップ企業だ。社長を務める北出宗治は、札幌で結んだ縁から起業に関わることになった。サービス開始直後に襲った想定外の危機を乗り切り、世界を目指す。
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天才エンジニア、大企業へ 新天地を選んだ本当の訳
登 大遊 氏 NTT東日本 ビジネス開発本部 特殊局員
リリース後4カ月で利用者が7万人を超えた「シン・テレワークシステム」。わずか2週間という期間で開発したのが天才ITエンジニアの登大遊だ。NTT東日本という日本の伝統的な大企業の中で、成し遂げたいことがあった。
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スパコン富岳の生みの親 目指したのは1番にあらず
石川 裕 氏 理化学研究所 計算科学研究センター フラッグシップ2020プロジェクト プロジェクトリーダー
富岳は「世界一のスーパーコンピューター」として華々しくデビューした。開発プロジェクトを率いたのはソフトウエアの研究者である石川裕だ。京の100倍の実行性能を達成する一方で貫いた理想があった。
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2000年続いた慣習を変える 弁護士が電子契約の伝道師
橘 大地 氏 弁護士ドットコム 取締役 クラウドサイン事業部長 弁護士
弁護士がベンチャー企業に転身して電子契約サービスの普及に挑む。橘大地を動かしてきたのは社会を変えたいとの強い思いだ。国内トップシェアに育てたその手腕で日本の古い慣習に風穴を開ける。
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コロナ禍で見せた市民の力 行政の課題をOSSで解決
関 治之 氏 コード・フォー・ジャパン 代表理事
東京都から受託した感染対策サイトが「分かりやすい」と評判を呼んだ。東日本大震災復興サイトでの経験を原点に市民の立場で行政を支援する。オープンソースの力で行政の情報活用と組織の枠を超えた横連携を促す。
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ポケベル電波を防災無線に 投資のプロが事業を主導
清野 英俊 氏 東京テレメッセージ 社長
ある「事件」をきっかけに投資ファンドから電波事業会社の社長に転身した。ポケットベルの電波に新たな防災インフラの可能性を見いだしたからだ。金融業界で30年以上にわたって培った調査能力を武器に新事業に挑む。
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5Gで渋谷をアップデート ARエンタメの発信基地に
繁田 光平氏 KDDI パーソナル事業本部 サービス統括本部 5G・xRサービス戦略部長
通信業界有数の「立ち上げ屋」が東京・渋谷の街づくりに挑む。5G(第5世代移動通信システム)にAR(拡張現実)などの技術を組み合わせ、新型コロナウイルスが去った後、街の「アップデート」を目指す。
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世界最先端のIT都市へ ネットの知見で東京を変革
宮坂 学氏 東京都 副知事
ヤフーの社長から東京都の副知事に転じて、産業界を驚かせた。民間時代の知見と経験を生かし、東京都のデジタル変革を率いる。世界の都市間競争を勝ち抜き、都民生活の質向上や産業の競争力強化に挑む。
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「ヒラメ筋」よりIT 営業支援で世界狙う
中島 一明氏 ベルフェイス 社長
「営業は面会が基本」という常識を打ち崩したベンチャーのベルフェイス。創業者の中島一明は自らの体験を基にサービスを作り上げた。導入企業が1200社を超えた今、ひそかに暖める大胆な策で世界を目指す。
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スパイスの王様、AIで勝負 非構造化データに商機
平野 未来氏 シナモン 代表取締役
シナモンはAI技術を活用した企業向け製品で成長するベンチャーだ。CEOの平野未来にとっては同社が2社目の起業になる。苦難の連続を乗り越えられたのは「起業家でありたい」との思いがあるからだ。
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「ロボにも衣装」で起業 人間との共存を後押し
泉 幸典氏 Rocket Road 社長
「ロボットに衣装を着せ、人との距離を縮める」という斬新な発想が驚きを呼んだ。米国シリコンバレーの起業家たちと議論した際に浮かんだアイデアだ。制服作りのプロは「人とロボットの共存」を目指して独創的な事業を推進する。
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打倒カグル、AI人材が集うプラットフォームづくりに挑む日本人の壮大な夢
斉藤 秀氏 SIGNATE CEO(最高経営責任者)/CDO(最高データ責任者)
AIなどのコンテストを通して社会課題の解決を図るSIGNATE。同社を設立したデータサイエンティストはあえて「裏方」に回り、米グーグル傘下の米カグルに対抗し得るプラットフォームづくりを目指す。
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バスよMaaSに乗り遅れるな、若き研究者が地方交通の再建に注力する理由
伊藤 昌毅 氏 東京大学 生産技術研究所次世代モビリティ研究センター 特任講師
様々な移動サービスをITで組み合わせて利便性を高める─。いまMaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)が国内外で注目を集めている。東大の若手研究者は地方の足であるバスをMaaSに組み込もうと奔走する。
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強制送還された友への思いから起業、ペルー出身の若者が外国人就労をITで支援
岡村 アルベルト 氏 one visa CEO(最高経営責任者)
低賃金や言葉の壁など日本における外国人就労は様々な問題を抱えている。友人の強制送還をきっかけに、ビザ申請支援会社を立ち上げた若き経営者は、新たな在留資格制度がスタートした機をとらえ、問題解決に真っ向から挑む。
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物流のアマゾン一極支配を防げ!対抗勢力の結集に燃えるベンチャー社長の覚悟
宮田 啓友 氏 GROUND 社長
ロボットとAIを駆使して自動化と省力化を極めた物流システムを開発し、物流施設を従量課金で提供する「サービス」としての物流事業に取り組む。巨人アマゾンの物流への本格参入を見据え、対抗軸の形成に挑む。
日経クロステック Special
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