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三井住友ファイナンス&リース(SMFL)はデジタル先進企業へ変身を図る。そこで米ゼネラル・エレクトリックから買収した事業会社のAI人材を生かす。GE流のデジタル変革を社内に持ち込み、システム部門の在り方も変える。

 2019年4月、当社の橘正喜社長がAI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)といったデジタル技術を駆使して「デジタル先進企業」を目指すと宣言した。当社はリース事業を通して航空機や建設機械、事務機器など様々な資産を顧客企業に貸し出している。これらの資産にIoTなどデジタル技術を適用すれば、様々なデータを取得できて顧客に役立つ新しいサービスが生み出せる。

正脇 久昌(まさわき・ひさよし)氏
正脇 久昌(まさわき・ひさよし)氏
1982年に京都大学法学部卒業、住友銀行(現三井住友銀行)入行。同行・理事 財務企画部部付部長を経て、2013年に三井住友ファイナンス&リース執行役員経理部長に就任。2016年より現職。2017年より情報システム部門を担当。(写真:陶山 勉)
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エッジが効いた人材を生かす

 デジタル先進企業に向けて、まず組織体制を整えた。情報システム部門にデジタル開発室を2019年1月に設置し、デジタルサービスのためのシステムを内製できるようにした。きっかけは米ゼネラル・エレクトリック(GE)から2016年4月に買収したリース子会社SMFLキャピタルと2019年1月に合併したことだ。