NTTドコモは様々なシステムの基盤として全社的にAWSを利用している。事業部によって無駄が生じる事態に、コスト削減の必要が生じた。クラウドCoEは安易な料金変更を避け優先度を明確にして対策を講じている。
「運用するAWSアカウントの数が増え、コスト管理が煩雑になっていた」。NTTドコモでクラウド活用を主導した住谷哲夫R&D戦略部サービス協創推進担当担当課長はそう振り返る。
ドコモは6件のプロジェクトに対し2021年度からコストを見直した結果、平均で約20%の削減を達成したという。半数はコスト削減に取り組んだことのないプロジェクトだった。