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りそなホールディングスが営業店システムを刷新した。ローコード開発ツールを全面採用し、Webアプリケーションを自動生成。スクラッチで開発する場合と比べて、開発期間を半減させた。

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「りそなグループアプリ」の画面例
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 「銀行の常識は世間の非常識」――。りそなホールディングス(HD)の故・細谷英二元会長はこう唱え、支店の営業時間を午後3時から午後5時に延長するなどの改革を推し進めた。こうした考え方は今も随所に息づいている。

 今回の営業店システム刷新も、銀行界の常識にとらわれない取り組みといえる。邦銀がローコード開発を全面採用して営業店システムを刷新したケースは珍しい。従来の開発手法と比べて期間を半減できたとする。

 りそなHDは2021年4月から、傘下のりそな銀行と埼玉りそな銀行で新営業店システムの利用を開始。2021年12月までに、全店(両行合わせて約450店)に展開を終えた。他の傘下地銀では、関西みらい銀行が2022年9月中旬に導入を完了し、兵庫県地盤のみなと銀行も2025年以降の採用を予定している。

 りそなHDは営業店システム刷新に百数十億円を投じた。新システムはこれまで金融専用端末で処理していた業務の7割を、タブレットや着脱可能なパソコンといった汎用端末でこなせるようにした。約7000台あった専用端末は半減させた。残り3割の業務も縮小していく方針だ。

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