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ツールのインストールは不要

 なぜ職員はWebブラウザーから、Windows OSのリモートデスクトップを使用できるのか。その仕組みを詳しく説明しよう。

図 同志社大学が構築したリモートワーク環境
図 同志社大学が構築したリモートワーク環境
Webブラウザーだけでアクセス可能に
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 職員用のデスクトップパソコンにRDP(Windows OSのリモートデスクトップが使用するプロトコル)で接続しているのが、Akamai EAAのEnterprise Connectorである。Enterprise ConnectorはRDPで取得したデスクトップパソコンの画面情報などを基に、Webページを生成する。これにより職員はWebブラウザーからWindows OSのリモートデスクトップを使用する仕組みだ。

 この方式のメリットはツールの追加が不要な点だ。まずWindows OSに標準のリモートデスクトップを使用するため、職員用パソコンにツールをインストールする必要が無い。さらに、職員が自宅で使用するパソコンにツールをインストールする必要も無い。Webブラウザーが使えればよい。

 インターネット経由でパソコンのデスクトップ画面にアクセスするツールは一般に、アクセスされる側のパソコンやアクセスする側のパソコンに専用ツールをインストールする必要がある。今回のケースでは、新型コロナの感染拡大に伴い急きょ在宅勤務の環境を用意しなければならず、職員のパソコンに専用ツールをインストールする時間が無かったという。

 そこでAkamai EAAを採用した。この場合でも、職員のデスクトップパソコンでリモートデスクトップ機能を有効にする必要がある。それはActive Directoryのグループポリシーを使うことで一元的に設定できたので問題にならなかった。

図 同志社大学の抱えていた課題と解決策
図 同志社大学の抱えていた課題と解決策
職員の手間をかけない
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