
乱反射
目次
-
大手17社の2023年1~3月決算 パブリッククラウド成長率が鈍化
企業向けIT世界大手17社の2023年第1四半期(1~3月)決算が出そろった。データセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウドの4分野の売上高合計は1744億9900万ドル(約23兆5190億円)で前年同期を12.8%上回った。
-
最大課題はクラウド支出の管理 45%の企業で「支出が計画を超過」
クラウド利用における最大の課題は「クラウド支出の管理」と回答企業の82%が答えた。2番目の課題は「セキュリティー」(79%)、3番目は「リソースや専門知識の不足」(78%)。「支出の管理」が「セキュリティー」を抜いたのは10年ぶりのことである。
-
アクセンチュアバブルが崩壊 5年で社員30万人増の反動か
「直近2四半期の業績や1万9000人もの人員削減を見る限り、アクセンチュアバブルは弾けた」。ITサービス上場企業の役員はこう指摘した。同氏が言うアクセンチュアバブルとは「デジタルを冠したイノベーションの実現、つまりDXを支援するとうたうコンサルティングの急成長バブル」である。
-
AI専用機をパブリッククラウドで 米HPEのネリCEOが提供を宣言
「世界をリードする当社のハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)技術と活用ノウハウを、AI(人工知能)専用スーパーコンピューターに凝縮し、パブリッククラウドサービスとして、企業の研究者や開発者、スタートアップ企業へ幅広く提供する」来日した米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HP…
-
富士通Japanに消滅説が浮上 わずか3年で富士通に再統合
「早ければ2023年10月、遅くとも2024年4月までに富士通Japanを富士通に統合する」。この情報が富士通グループ内を駆け巡っている。
-
企業向けITの年商ランキング 第1位はマイクロソフト
エンタープライズITの主要企業15社を対象に、2022年売上高ランキングを作成した。売上高も利益もトップは米マイクロソフト。Azureだけで500億ドルを売り上げ、富士通とNTTデータの売上高合計を上回る。
-
大手18社の2022年10~12月決算 成長率は6四半期連続で下降
企業向けIT世界大手18社の2022年第4四半期決算が出そろった。18社のデータセンター、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウドの4分野、いわゆるエンタープライズITの売上高合計は1784億6500万ドル(約23兆4500億円)で前年同期を12.8%上回り、7四半期連続で2桁成長を維持した。
-
2023年の企業IT支出は6.3%増 社内人材不足で外部サービス活用
米ガートナーの最新予測によると2023年は「エンタープライズIT」と呼ばれる企業向けITへの世界支出が、2022年に比べて6.3%増の2兆3825億ドルになる見通しである。エンタープライズITはデータセンターシステムズ、ソフトウエア、ITサービスの3分野で、デバイスや通信サービスは含まない。
-
英国で激しい富士通たたき 一大冤罪事件の責任追及
「英国のメディアや議会が富士通を激しくたたいている。最悪の場合、10億ポンド(約1570億円)の補償金を支払わされる上に、偽証の汚名まで着せられかねない」。
-
パブリッククラウドの市場支配力 2026年に向けて一層強固に
すでに巨大な存在になっているパブリック・クラウド・サービスの市場規模についてITリサーチ大手各社が予測を出している。パブリック・クラウド・サービスについて米フォレスター・リサーチは最新リポートで、20%以上の年間成長率を維持し、2026年には1兆ドル(約130兆円)市場に膨れあがると予測した。
-
社長5人の通信簿・営業利益編 富士通は「上期の5倍」なるか
新年最初の話題にふさわしいかどうかはともかく、日本のIT大手5社の社長の通信簿、営業利益版をお届けする。前号の業容拡大版の続編になる。
-
5人の社長の通信簿を作った 業容拡大でNRIは5、富士通は2
2022年7~9月期決算から計算した国内売上高成長率に基づき「社長の通信簿 乱反射版」を作ったので報告する。
-
「効率的で透明なIT公共調達を」 世界経済フォーラムが日本に提言
WEFの報告書はデジタル庁が2年目に入った2022年10月に出され、表紙には北半球の一部を衛星から俯瞰(ふかん)した写真が使われ、中央に大きく日本列島が写っている。「日本の公共調達を狙い撃ちにしたことが一目瞭然」とITアナリストは指摘する。実際、日本のIT公共調達の課題が詳しく述べられている。
-
大手18社の2022年7~9月決算 クラウドの伸びは最低の27.7%増
企業向けIT世界大手18社の2022年第3四半期(7~9月)の決算が出そろった。18社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウド4分野の売上高合計は1642億1600万ドル(約24兆720億円)で前年同期を14.0%上回り、6四半期連続で…
-
富士通とNECがHPCクラウド 老舗メーカーの意地を見せる
富士通は2022年10月から、2種類のハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)機を、同社のクラウドサービス経由で国内の一般顧客が利用できるようにした。
-
「GreenLakeは日本企業に合う」 米HPEのネリCEOが自ら解説
「日本チームからGreenLakeプラットフォームが全売上高の20%になったと聞いている」。米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)のアントニオ・ネリCEO(最高経営責任者)は2022年度第3四半期(5~7月)決算報告の後、日経コンピュータとの個別取材に応じ、Teams画面を介し、笑…
-
米ブロードコムが報告書で公表 米ヴイエムウェア買収の舞台裏
米半導体大手ブロードコムが、仮想化技術の巨人、米ヴイエムウェアを買収する日程や今後のヴイエムウェアの売上計画が明らかになった。
-
現CEOら4人に対し集団訴訟 米IBMが業績報告書に記載
「2人の現IBM上級幹部2人の前IBM上級幹部を被告とする集団訴訟が始まった。この問題を調査するために取締役会は特別委員会を設置した」。米IBMが2022年7月、米SEC(証券取引委員会)に提出した2022年度第2四半期業績報告書(フォーム10-Q)の「偶発事象」の中でこう報告した。
-
クラウド3強の設備投資に異変 4~6月期は5.8%増に留まる
米アマゾン・ドット・コム、米マイクロソフト、米アルファベット(グーグルの親会社)のクラウドサービス大手3社の設備投資に異変が生じている。
-
大手18社の2022年4~6月決算 クラウドの伸びは1~3月より縮小
企業向けIT世界大手18社の2022年度第2四半期(4~6月)の決算が出そろった。18社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウド4分野の売上高合計は1647億4700万ドル(約22兆2240億円)で前年同期を15.2%上回り、5四半期連…