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 グローバル大手ITベンダー15社の2017年度第4四半期(10~12月)業績がまとまった。データセンター(企業向けハードウエア)、ソフトウエア、サービス、クラウドの4分野に登場する15社の売上高を合計すると1119億4200万ドル(12兆1770億円)となり、前年同期に比べ9.2%増えた。

 4分野15社合計の第4四半期営業利益は216億1400万ドル(2兆3511億円)となり、前年同期に比べ0.3%の減になった。米IBMや米HPエンタープライズ、富士通の営業減益が響いた。この営業利益額は分野別に公表している企業の場合はその値を、公表していない企業の場合は全社営業利益を合算した。営業利益率は18.2%、前年同期の19.7%から1.5ポイント下降した。営業利益率を算出する際に使った15社の総売上高は1185億2700万ドル(12兆8933億円)である(全社総売上高を採用した企業があるため)。

 分野別に売上高の伸び率を見ると、データセンターが8.1%増、ソフトが2.4%増、サービスが4.8%増、クラウドが38.3%増とすべて増収。ただし、米デルによる米EMC買収、NTTデータによるデルのサービス部門買収という特殊要因を除くと、データセンターは1.4%増、サービスは2.4%増、4分野合計は7.1%増、とそれぞれ下がる。

 4分野15社の2017年度通期(4四半期合計)売上高は4072億400万ドル(44兆2956億円)、前年同期比9.7%増。クラウドの売上高比率は15.8%で前年度を3.5ポイント上回った。

 通期売上高は第3四半期(7~9月)からの変更を反映したもので、デルテクノロジーズをデータセンターの対象に加えると共に、米マイクロソフトのクラウド売上高をAzureやOffice 365など全パブリッククラウドサービスの売り上げにした。データセンターの売上高をデルを加えた5社で計算すると、第1四半期は217億7200万ドル(16.8%増)、第2四半期は203億9600万ドル(13.1%増)となる。修正後のクラウドの売上高は第1四半期が139億ドル(49.8%増)、第2四半期は154億6200万ドル(43.7%増)となる。マイクロソフトのAzureは同社コンシューマクラウドの3割強を占めると見られる。

表 IT大手の2017年度第4四半期の事業分野別売上高
クラウド収入がハード/ソフト製品売上の36%に
表 IT大手の2017年度第4四半期の事業分野別売上高
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北川 賢一(きたがわ・けんいち)氏
北川 賢一(きたがわ・けんいち)氏 新聞社・出版社を経て、1983年から日経コンピュータ記者。日経ウォッチャーIBM版と日経情報ストラテジーの2誌を創刊し、編集長を務める。現在は日経xTECH兼日経コンピュータ編集エディター