
乱反射
目次
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コロナ禍で縮む従来型サービス 成長続けるパブリッククラウド
「従来型のITサービスを手掛ける大手企業はクラウドサービスやDX(デジタルトランスフォーメーション)のコンサルティングを連呼してきた。コロナ禍が到来して以降、さらにうるさく言う。だが、彼らのWebサイトからクラウドやDXが買えるのか」クラウドビジネスに詳しいコンサルタントの中井雅也氏は問いかける。
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世界IT大手の20年7~9月決算 売上高は4.4%増、底を脱す
世界の企業向けIT大手17社における2020年7~9月の四半期業績が出そろった。17社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、クラウドの4事業分野の売上高合計は1285億3200万ドル(約13兆3890億円)で前年同期を4.4%、4~6月期を2.0%上回…
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成長率と利益率の向上に必死 かつての要を切り出すIBM
「何が必要で、何がいらないのか」。かつてダウンサイジングの波に翻弄されて以降、米IBMの歴代CEO(最高経営責任者)は自らに問い、必要な事業を買収、いらない事業を切り離し、技術の変化に適応しようとしてきた。
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成果が無かったIBMの前CEO 後継者指名だけは成功となるか
「アービンド・クリシュナを後継者にしたバージニア・ロメッティの決定が、ジョン・オペルを指名したフランク・ケアリーのそれと正反対であることを祈っている」。日本IBMのあるOBはこんな話をする。
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電力会社と組むクラウド現る データを地方にとどめ置く戦略
日本発のビジネスモデルが、ことITに限ると、欧米の市場で採用されることはほとんどなかった。だが関西電力の子会社であるオプテージが2020年9月に設立した「Neutrix Cloud Japan(NCJ)」の公益型を目指すストレージクラウドはちょっと違う。
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サーバー世界4位が日本再上陸 中国インスパーの野望
「夢がある。それが成就したら社長を辞める」。中国のITベンダー、インスパーグループ(浪潮集団)が2020年3月に設立したインスパージャパンの王遠耀社長は、5月に社長に就任したばかりなのにそう語る。
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IT8社の業績開示「通信簿」 国内ベンダーは後退中
日本経済新聞によると世界の主要4500社の2020年4~6月期業績は売上高が前年同期比15%減であり、1~3月期の同5%減より落ち込んだ。最終利益も同65%減だが、半導体やITセクターは増益だという。そこで総合ITベンダー世界8社を採り上げ検証した。
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IT大手16社のQ2決算 コロナ禍でクラウド以外は減収
世界の企業向けIT大手16社における2020年4~6月の四半期業績が出そろった。16社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器などハードウエア)、ソフトウエア、サービス、クラウドの4事業分野の売上高合計は1209億2800万ドル(約12兆7200億円)で前年同期を3.2%上回った。
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TOP500の「静と動」に注目 スパコン大変動の前触れだ
2020年6月末、スーパーコンピューターの性能ランキングTOP500が発表された。富士通製「富岳」がLINPACK性能で1位を獲得し、トップ10に4機種が新たに加わるなど波乱模様だ。しかし500位まで見渡すと新規システムの数は最低で、トップエンドに開発予算が偏りがちだと分かる。
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「富岳百京」は真か偽か TOP500では測れぬ性能
葛飾北斎の晩年の作品に「富嶽三十六景」より幅広いテーマを採り上げた「富嶽百景」がある。これを「富岳百京(富岳は京の百倍)」と読み替えたのがクレイ・ジャパン・インクの中野守社長。「富岳は幅広いソフトが動くArmアーキテクチャーと超高速メモリーの組み合わせで価値がある。販路さえあれば世界で売れる」と、…
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富士通が1兆円狙うIT新サービス 狙いはアウトソーシングへの回帰
富士通は2020年6月11日、クラウドやデータセンター、ネットワーク、セキュリティー、システム運用保守などのサービスや関連技術を組み合わせた「FUJITSU Hybrid IT Service」を発表した。2022年度までに同サービスで国内1兆円を売り上げるとした。
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「利用すべき」首位はデザイン思考 JISAのSI向け新技術の利用動向調査
情報サービス産業協会(JISA)が所属企業の技術者に調査したところ、システムインテグレーション(SI)で今後利用すべき要素技術として「デザイン思考」が1位になった。デザイン思考について「知っている」と回答した技術者は全体の66%だが、その内の61%が「今後は利用すべき」とした。
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コロナ禍でクラウド需要増 ハードメーカーはさらに苦戦
サプライチェーンの混乱や納期遅延、発注延期など新型コロナウイルスの影響を受けた2020年2~4月期決算を米シスコシステムズ、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)、米デルテクノロジーズが5月に発表した。
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IT大手17社のQ1決算は堅調 コロナ禍の影響はこれから
世界の企業向けIT大手17社における2020年1~3月の四半期業績が出そろった。17社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器などハードウエア)、ソフトウエア、サービス、クラウド(パブリッククラウドサービス)の4事業分野の売上高合計は1272億1400万ドル(約13兆5508億円)…
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コロナ禍が世界ICT市場を直撃 2020年はリーマン以来の減少
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、ITリサーチ企業が4月に入って相次ぎ「2020年のIT支出はマイナス成長」との予測を公表し始めた。
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日本のクラウド化に潜む弱点 移行だけでは得るものが少ない
「1テラバイト600円弱で動かせるGoogle CloudのBigQueryを使うと、テラバイト級のデータを秒単位で、ペタバイト級でも分単位でスキャンして、必要なデータを取り出せる。同じ仕組みを自前で構築するなら100億円もの費用がかかると言われている。大量データの収集や分析、機械学習、スーパーコ…
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富士通再編、中堅客は新販社へ 幻の「2009年構想」が復活
富士通が大きく様変わりする。時田隆仁社長は2019年4月1日の就任以降、営業部門とSE部門の統合やコンサルティング会社の新設を進めて来たが、仕上げとして2020年7月1日に新たな国内販売会社「富士通JAPAN(仮称)」を発足させる。
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米IBM、初のCEO・社長同時交代 技術に強いコンビで復活を期す
新CEO(最高経営責任者)と新社長が同時に誕生する、米IBMの108年にわたる歴史の中で初のトップ人事だ。2020年4月6日付でアービンド・クリシュナ上級副社長がCEOに、米レッドハットのジェームス・ホワイトハーストCEOが社長に、それぞれ就任する。
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クラウドネーティブ開発に遅れ 日本企業の8割が崖から転落か
「もう手遅れかもしれないが、このままでは2025年から2030年にかけて日本企業の8割が崖から転落する」。不気味な見通しを語るのはITコンサルティング企業、アイ・ティ・アール(ITR)の甲元宏明プリンシパル・アナリストである。
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富士通、9年ぶりの営業・SE統合 顧客トップの信頼を得られるか
「生粋のSEが富士通の社長に就任すると、なぜか営業とSEを統合した組織をつくる。黒川(博昭)社長の時もそうだった。だが、その7年後に営業出身の間塚(道義)会長が業種SEをSE子会社に出向させ、営業・SE統合組織を解体した。
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