
乱反射
目次
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富士通がまたしても組織を変更 変幻自在の「時田流」の成否は
「くっつけたり離したり、時田(隆仁)社長の組織や人事の施策はよく言えば変幻自在、悪く言えば一貫性に乏しい。幹部も社員もつま先立ちで走らされているようなもの」。富士通で役員を務めたあるOBはこう評する。
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キンドリルが初の決算発表 IBMは分離で一挙両得に
2021年11月に米IBMからスピンオフした米キンドリル・ホールディングスが2022年2月末、第4四半期(2021年10月~12月)と2021年度の通年決算を発表した。
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富士通が早期退職施策を終了 米IBMの二の舞を心配する声も
「自らのキャリア形成を目的とするセルフプロデュース制度を拡大したのであって(高齢)人材の整理ではない。(退社人数などは)明確になり次第お知らせする」。富士通の磯部武司CFO(最高財務責任者)は2022年1月末、第3四半期決算発表の時にこう述べた。
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2021年企業向けIT売上高ランキング 売上高も利益もマイクロソフトが首位
「コアIT」と呼ばれる事業の2021年売上高ランキングを作成した。コアITとは、一般企業やサービスプロバイダーに向けて提供するITインフラストラクチャー(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)やソフトウエア、サービスを指す。これらの事業の収益を決算資料から集計した。
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サービスとクラウドの2桁成長続く 大手17社の2021年10~12月決算
企業向けIT大手17社の2021年第4四半期(10~12月期)の決算が出そろった。17社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウド4事業分野の合計売上高は1551億3200万ドル(約17兆8250億円)、前年同期を16.9%上回った。
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AWSがメインフレームに宣戦布告 IBMは新機種z16のAI機能で反撃
宣戦を布告したのは米アマゾン・ウエブ・サービス(AWS)だった。アダム・セリプスキーCEO(最高経営責任者)は2021年11月29日から米ラスベガスで開催したカンファレンス「re:Invent」の基調講演で「メインフレームは高価だ。
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富士通が人事リストラで公約必達へ 部課長・中高年を出しDX人材を採る
富士通の時田隆仁社長が大がかりな人事リストラクチャリングに踏み切ることが明らかになった。早期退職プログラムを富士通と富士通Japanで始めており、追ってグループ全体に広げる。対象者は2022年2月末までに態度を決め、退社は3月末になるという。
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AWSが年商でIBMを抜く 15年でIT市場の覇者に
2006年、IT業界人がこぞって手にしたのがグローバル化を説いたトーマス・フリードマンの著書『フラット化する世界』だった。このテーマの伝道師の1人が米IBMのサミュエル・パルミサーノCEOであり、米外交戦略を動かすとも言われる外交問題評議会の機関誌Foreign Affairsに、多国籍企業からグ…
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船出したキンドリルに厳しい見方 「2倍市場」の自由を生かせるか
「IBMの捕虜(captive)ではなくなり自由を得た。アクセス可能な市場は2倍に増えた」。米キンドリル・ホールディングスのデイビッド・ワイシュナーCFO(最高財務責任者)はニューヨーク証券取引所に上場した2021年11月4日、「独立宣言」を米メディアで述べた。
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IT支出予測が上方修正の連続 世界市場はコロナ禍でも成長
将来の予測は非常に難しい。その不確実性が物事を面白くしているのだが半面エラーが大きくなるときもある。
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2桁成長を維持、サービスが復調 IT大手17社の2021年7~9月決算
企業向けIT大手17社の2021年第3四半期(7~9月期)の決算が出そろった。17社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウドの4事業分野の合計売上高は1455億2100万ドル(約16兆5600億円)となり、前年同期を16.2%上回った。
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企業分割で成長路線を目指す IBM首脳が新事業領域を発表
米IBMは2021年11月3日、売上高と従業員数で4分の1強を占めるマネージド・インフラストラクチャー・サービス(MIS)事業を別会社「キンドリル」に分割した。これに先立ち、10月初旬に開催した投資家向け説明会でIBMの経営陣はキンドリル分社後から始まる「IBMの新しい形」を明らかにした。
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オラクルとHPEの訴訟合戦 10年を超え、ついに幕引きか
コンピューター史上、最も醜い争いの1つとされる米オラクルと米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)の訴訟合戦が10年を超えた。2011年6月に当時のヒューレット・パッカード(旧HP)がオラクルを提訴して始まった係争は旧HPの企業分割によりHPEが引き継いできた。
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富士通の地域子会社が消滅 幹部社員にまたもや冬到来
「地域に根を生やし、我々と密に話し合ってきた子会社群を富士通本社に吸収合併したのは果たして良いことなのか。地域の顧客ニーズに富士通が対応する力が弱くなり、ボディーブローのように効いてくるのではないか」。
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「CEO就任まで5年間も待てない」 米IBM社長が14カ月で辞めた訳
近い将来の最高経営責任者(CEO)だと期待されたジム・ホワイトハースト氏が3カ月前、就任わずか14カ月で米IBMの社長を辞した理由はいまだに不明である。同氏は米レッドハットをIBMが買収した際、レッドハットCEOからIBM社長に移っていた。
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IaaSが躍進、サーバーも復調 IT大手はコロナ禍でも成長
新型コロナウイルス感染症によるパンデミックがあってもIT大手は強かった。本欄で継続してウオッチするIT大手のうち15社を選び、6セグメントに分けて売上高の推移を調べ直し、結果をまとめたグラフを見た感想である。
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IT大手17社の2021年4~6月決算 9四半期ぶりに2桁成長を達成
世界の企業向けIT大手17社の2021年4~6月期の四半期決算が出そろった。17社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウドの4事業分野の合計売上高は1460億6500万ドル(約15兆9211億円)となり前年同期を15.8%上回った。
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目指すはソフト内製率100% 富士通がオフショア開発に再挑戦
「世界8カ国にあるグローバル・デリバリー・センター(GDC)の開発・サービス要員を2022年度末までに2万1000人へ増やし、4割強に当たる9000人を“日本担当”にする。現状はインドのGDCが4800人、中国、ロシア、ポルトガル、コスタリカなど7カ国のGDCと合わせて1万6000人」
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垂直統合のビッグブルーから水平分散のレッドハットIBMへ
『世界で最も革新的な企業100社』の2021年版では米国企業が42社を占めたが、米IBMの名前は無かった。情報サービスの英クラリベイトが出願特許を基に分析・評価した結果である。
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理研・富士通の富岳が3連覇 だが11月に米国勢が首位奪還
HPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)の第57回国際会議「ISC2021」で2021年6月28日、TOP500(Linpack倍精度演算性能)が発表され、富士通と理化学研究所のHPCマシン「富岳」が3連覇を果たした。
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