
乱反射
目次
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理研・富士通の富岳が3連覇 だが11月に米国勢が首位奪還
HPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)の第57回国際会議「ISC2021」で2021年6月28日、TOP500(Linpack倍精度演算性能)が発表され、富士通と理化学研究所のHPCマシン「富岳」が3連覇を果たした。
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「利用したい」1位は機械学習 JISAが要素技術115件を調査
システムインテグレーション(SI)ビジネスで利用したい要素技術の第1位は「機械学習」だった。情報サービス産業協会(JISA)が2020年度末にかけて所属企業の技術者に調査したところ、回答した42社1545人のうち62%が機械学習を「利用したい」と答えた。前年度は58%だったので4ポイント増えた。
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時田社長の任期は4年か5年か 2022年度の富士通業績で決まる
2022年度にテクノロジーソリューション事業の売上高3兆5000億円、営業利益率10%。この目標を達成できるかどうかで富士通17代社長の時田隆仁氏の在任期間が決まる。
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パブリッククラウドはロングテール 米大手3社以外にも活躍の余地あり
2020年までの10年間、全世界のパブリッククラウド・インフラへの支出額は年平均52%で急速に増えた。この間、企業データセンターへの支出は年平均2%増加だったため、2019年に支出額は逆転。2020年はコロナ禍の影響を受けてクラウドシフトが進み差は広がった。
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世界IT大手の業績は順調に回復 ソフトとサービスが成長に転じる
世界の企業向けIT大手17社の2021年1~3月期の四半期決算が出そろった。17社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウドの4事業分野の合計売上高は1406億5300万ドル(約15兆4254億円)となり前年同期を9.7%上回った。
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コロナ禍で市場縮小と倒産増加 国内ITサービスに再編の兆し
「バックログ(開発の積み残し)に助けられているが、パンデミックが収束した後の数年間、国内のITサービス市場は縮小し、企業の倒産が増えることは間違いない」。GCAの池田和明マネージングディレクターはこう話す。
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国内サーバー市場が4年ぶり縮小 コロナ禍でクラウドシフトが加速
2020年の国内サーバー市場の売上高は前年比4.1%減の4943億円となり4年ぶりにマイナス成長を記録した。実は2020年は富士通の「富岳」などスーパーコンピューター3件の“非日常的”な売り上げが520億円もあり、それらを除くと4423億円で14.2%減と2桁の減少になる。
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富士通が主力工場を総務に移管 アクセンチュアモデルを徹底
富士通は2021年4月1日付で、ハードウエア全盛時に活躍した沼津工場(メインフレームとソフトウエア)、長野工場(ストレージ)、小山工場(通信ネットワーク)の3拠点を本社の総務部門へ移管した。3拠点は従来、ハードやソフトの開発製造を担当するシステムプラットフォームビジネス部門に属していた。
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HPEの20年は長く奇妙な旅 紆余曲折の末、インフラに回帰
シリコンバレーを代表する優良企業だった旧ヒューレット・パッカード(HP)にとって、この20年は長く奇妙な旅だった。過去の4人の最高経営責任者(CEO)が同社をリフォームあるいは取り壊してきたからだ。
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クラウド3強売上高が12兆円突破 マイクロソフトは営業利益を隠す
米アマゾン・ドット・コム、米マイクロソフト、米アルファベット(グーグル親会社)、クラウドビッグ3の2020年クラウド売上実績を合算すると過去最高の12兆6183億円(1ドル=107円換算)となった。前年同期より33.0%も成長した。
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富士通でサバイバルゲームが開戦 顧客対応の幹部ポストを4割減に
富士通は2021年4月1日付で本体とグループ企業における顧客対応の幹部ポストを約4割減らす。富士通グループ企業のある役員は「ポストを奪い合うサバイバルゲームが始まっている。“いるだけ”の幹部が多すぎたのかもしれないが今回の人事は凄すぎる」と驚きを隠さない。
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IT大手は再成長、クラウド牽引 グーグルは12億ドルの巨額損失
世界の企業向けIT大手17社の2020年10~12月の四半期業績が出そろった。17社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウドの4事業分野の合計売上高は1386億5000万ドル(約14兆4640億円)となり前年同期を5.4%上回った。
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「パットがインテルのCEOに」 20年前の下馬評がついに的中
「パットは必ずインテルのCEO(最高経営責任者)になる」。NECの取締役でExpress5800サーバー担当だった小林一彦氏からパット・ゲルシンガー氏をこう紹介されたのは、確か1999年のことだった。
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小さなニッチ企業に変身するIBM 運用サービスをライバルに売却か
米IBMが2021年1月1日付で従来の4事業部門を「テクノロジー」「グローバル・ビジネス・サービス(GBS)」「グローバル・テクノロジー・サービス(GTS)」の3事業部門に改組した。
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本物クラウドの運転免許を取れ SIへの丸投げでは世界から劣後
「クラウドはITのデリバリー革命である。クラウドでデータセンターが産業化・工業化すると『ソリューション提供』や『システム構築』は死語になる。顧客が最終的にほしいものがクラウドからデリバリーされるからだ」
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ご意見番、ガートナー亦賀氏が斬る クラウドを巡る不勉強と駄目な提案
「日本のクラウド利用の進展はとんでもなくスロー。10年間も議論しながら一向に利用が増えない。ユーザー企業は頭で分かっていても身体が動かない状況にある」
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株価2倍の富士通に懸念材料 NTTデータ、TCSに追いつかれる
「社員に改革疲れが見え始めたのは危険な兆候。時田(隆仁)社長は株式市場の受けを狙う改革アイデアを出すだけではなく、事業で実績を出すべきだ」。富士通でサービス事業の幹部を務めた経験を持つOBはこう指摘する。
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コロナ禍で縮む従来型サービス 成長続けるパブリッククラウド
「従来型のITサービスを手掛ける大手企業はクラウドサービスやDX(デジタルトランスフォーメーション)のコンサルティングを連呼してきた。コロナ禍が到来して以降、さらにうるさく言う。だが、彼らのWebサイトからクラウドやDXが買えるのか」クラウドビジネスに詳しいコンサルタントの中井雅也氏は問いかける。
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世界IT大手の20年7~9月決算 売上高は4.4%増、底を脱す
世界の企業向けIT大手17社における2020年7~9月の四半期業績が出そろった。17社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、クラウドの4事業分野の売上高合計は1285億3200万ドル(約13兆3890億円)で前年同期を4.4%、4~6月期を2.0%上回…
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成長率と利益率の向上に必死 かつての要を切り出すIBM
「何が必要で、何がいらないのか」。かつてダウンサイジングの波に翻弄されて以降、米IBMの歴代CEO(最高経営責任者)は自らに問い、必要な事業を買収、いらない事業を切り離し、技術の変化に適応しようとしてきた。
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