
乱反射
目次
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電力会社と組むクラウド現る データを地方にとどめ置く戦略
日本発のビジネスモデルが、ことITに限ると、欧米の市場で採用されることはほとんどなかった。だが関西電力の子会社であるオプテージが2020年9月に設立した「Neutrix Cloud Japan(NCJ)」の公益型を目指すストレージクラウドはちょっと違う。
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サーバー世界4位が日本再上陸 中国インスパーの野望
「夢がある。それが成就したら社長を辞める」。中国のITベンダー、インスパーグループ(浪潮集団)が2020年3月に設立したインスパージャパンの王遠耀社長は、5月に社長に就任したばかりなのにそう語る。
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IT8社の業績開示「通信簿」 国内ベンダーは後退中
日本経済新聞によると世界の主要4500社の2020年4~6月期業績は売上高が前年同期比15%減であり、1~3月期の同5%減より落ち込んだ。最終利益も同65%減だが、半導体やITセクターは増益だという。そこで総合ITベンダー世界8社を採り上げ検証した。
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IT大手16社のQ2決算 コロナ禍でクラウド以外は減収
世界の企業向けIT大手16社における2020年4~6月の四半期業績が出そろった。16社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器などハードウエア)、ソフトウエア、サービス、クラウドの4事業分野の売上高合計は1209億2800万ドル(約12兆7200億円)で前年同期を3.2%上回った。
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TOP500の「静と動」に注目 スパコン大変動の前触れだ
2020年6月末、スーパーコンピューターの性能ランキングTOP500が発表された。富士通製「富岳」がLINPACK性能で1位を獲得し、トップ10に4機種が新たに加わるなど波乱模様だ。しかし500位まで見渡すと新規システムの数は最低で、トップエンドに開発予算が偏りがちだと分かる。
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「富岳百京」は真か偽か TOP500では測れぬ性能
葛飾北斎の晩年の作品に「富嶽三十六景」より幅広いテーマを採り上げた「富嶽百景」がある。これを「富岳百京(富岳は京の百倍)」と読み替えたのがクレイ・ジャパン・インクの中野守社長。「富岳は幅広いソフトが動くArmアーキテクチャーと超高速メモリーの組み合わせで価値がある。販路さえあれば世界で売れる」と、…
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富士通が1兆円狙うIT新サービス 狙いはアウトソーシングへの回帰
富士通は2020年6月11日、クラウドやデータセンター、ネットワーク、セキュリティー、システム運用保守などのサービスや関連技術を組み合わせた「FUJITSU Hybrid IT Service」を発表した。2022年度までに同サービスで国内1兆円を売り上げるとした。
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「利用すべき」首位はデザイン思考 JISAのSI向け新技術の利用動向調査
情報サービス産業協会(JISA)が所属企業の技術者に調査したところ、システムインテグレーション(SI)で今後利用すべき要素技術として「デザイン思考」が1位になった。デザイン思考について「知っている」と回答した技術者は全体の66%だが、その内の61%が「今後は利用すべき」とした。
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コロナ禍でクラウド需要増 ハードメーカーはさらに苦戦
サプライチェーンの混乱や納期遅延、発注延期など新型コロナウイルスの影響を受けた2020年2~4月期決算を米シスコシステムズ、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)、米デルテクノロジーズが5月に発表した。
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IT大手17社のQ1決算は堅調 コロナ禍の影響はこれから
世界の企業向けIT大手17社における2020年1~3月の四半期業績が出そろった。17社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器などハードウエア)、ソフトウエア、サービス、クラウド(パブリッククラウドサービス)の4事業分野の売上高合計は1272億1400万ドル(約13兆5508億円)…
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コロナ禍が世界ICT市場を直撃 2020年はリーマン以来の減少
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、ITリサーチ企業が4月に入って相次ぎ「2020年のIT支出はマイナス成長」との予測を公表し始めた。
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日本のクラウド化に潜む弱点 移行だけでは得るものが少ない
「1テラバイト600円弱で動かせるGoogle CloudのBigQueryを使うと、テラバイト級のデータを秒単位で、ペタバイト級でも分単位でスキャンして、必要なデータを取り出せる。同じ仕組みを自前で構築するなら100億円もの費用がかかると言われている。大量データの収集や分析、機械学習、スーパーコ…
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富士通再編、中堅客は新販社へ 幻の「2009年構想」が復活
富士通が大きく様変わりする。時田隆仁社長は2019年4月1日の就任以降、営業部門とSE部門の統合やコンサルティング会社の新設を進めて来たが、仕上げとして2020年7月1日に新たな国内販売会社「富士通JAPAN(仮称)」を発足させる。
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米IBM、初のCEO・社長同時交代 技術に強いコンビで復活を期す
新CEO(最高経営責任者)と新社長が同時に誕生する、米IBMの108年にわたる歴史の中で初のトップ人事だ。2020年4月6日付でアービンド・クリシュナ上級副社長がCEOに、米レッドハットのジェームス・ホワイトハーストCEOが社長に、それぞれ就任する。
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クラウドネーティブ開発に遅れ 日本企業の8割が崖から転落か
「もう手遅れかもしれないが、このままでは2025年から2030年にかけて日本企業の8割が崖から転落する」。不気味な見通しを語るのはITコンサルティング企業、アイ・ティ・アール(ITR)の甲元宏明プリンシパル・アナリストである。
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富士通、9年ぶりの営業・SE統合 顧客トップの信頼を得られるか
「生粋のSEが富士通の社長に就任すると、なぜか営業とSEを統合した組織をつくる。黒川(博昭)社長の時もそうだった。だが、その7年後に営業出身の間塚(道義)会長が業種SEをSE子会社に出向させ、営業・SE統合組織を解体した。
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世界IT大手16社のQ4決算 合計売上高は7.7%増と好調
世界の企業向けIT大手16社における2019年10~12月の四半期業績が出そろった。16社の4事業分野の売上高合計は1278億3200万ドル(約13兆9094億円)で前年同期を7.7%上回った。直近の4~6月期が6.7%増、7~9月期が7.4%増だった。2020年へ弾みを付けた格好だ。CEO(最高…
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日本は「クラウド抵抗国」 2022年、米国から7年遅れに
「日本は2020年の世界最高の国ランキングで3位と健闘。ところが2022年のクラウド利用では米国から7年以上遅れる最下位ランクで、クラウド抵抗国のレッテルを貼られた。このままではクラウド・ネーティブ・アプリケーションへの移行が危うくなる」
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AWSは独禁法に抵触しているか 決算数値を上回るそのパワー
クラウド最大手、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は独占禁止法に抵触しているか。かつての米IBMや米マイクロソフトのようにAWSが問題になる日が来るのだろうか。
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天城(AMAGI)に雪は降るか ニュータニックスCEOの禅問答
「天城越えは無理なのではないか」。エンタープライズ・クラウド・カンパニーを称する米ニュータニックスの創業者、ディラージ・パンディ会長兼CEO(最高経営責任者)に水を向けた。すると同CEOは笑みを浮かべて「我々は天城の山に雪を降らせる」と応じた。
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