
乱反射
目次
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富士通が4月に大規模組織改編、「統合」で市場への即応を目指す
富士通は2019年3月22日、4月1日付けの組織改編とそれに関連する部長級幹部の人事異動を正式発表した。一言でまとめると「統合」になる。組織を簡素化し市場に即応した意思決定を可能にするとともに効率を高めて要員を絞り込む。
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世界16社の企業ITは11%増、18年度のクラウド売上高が10兆円超え
企業向け世界IT大手16社の2018年度(1~12月)の事業分野別売上高をまとめた。データセンター(ハードウエア)、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウドの4事業分野を合計した売上高は4586億5600万ドル(51兆2319億円、1ドル111.7円換算)となり、前年を11.4%上回った。
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富士通の内憂外患、初の女性社長が誕生か
「時間がない」。富士通の塚野英博副社長が今年の年賀状に書き添えた言葉である。賀状を受け取ったソフト開発会社のトップは驚いた。「例年は『改革する』と書かれていた」からだ。
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IT事業に減速の気配、世界大手16社の第4四半期の伸びは8.9%
世界の企業向けIT大手16社の2018年度第4四半期(10〜12月期)業績がまとまった。データセンター、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウドの4事業分野を合計した企業向けIT売上高は総額1199億5300万ドル(13兆1349億円)となり、前年同期を8.9%上回った。4事業分野の営業利益は総…
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マイクロソフトを復活させた「変哲もないミッション」
米マイクロソフトのサティア・ナデラ氏がCEO(最高経営責任者)に就任してから2019年2月4日で満5年となる。この間、2013年1月末の株価(比較に適した前CEO時代の株価)がCEO就任3年で2倍に、約5年で3倍になった。2018年12月には13年ぶりに時価総額でトップに返り咲いた(1月21日は僅…
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デルが5年ぶり再上場 成長路線に乗るも課題は黒字化
米デル・テクノロジーズが2018年12月28日、5年2カ月ぶりに再び株式をニューヨーク証券取引所に上場した。2019年1月8日現在の株価は46.87 ドル、時価総額は337億ドル(約3兆6400億円)である。
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2019年のキーワードは何か ピンクとグレーの2社に聞いた
2019年、ITの世界はどうなるのか。トレンドセッターである調査会社大手、米ガートナーと米IDCに聞いた。
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今年の4大事件を振り返る 2019年も波乱は続く
2018年最後の本欄は、IT業界を見舞った激震を振り返る。筆者の独断と偏見で4大事件を選んだ。2019年に入っても4件は波乱含み、要注意である。
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IBMと富士通はどうなった 3人の卒業生に本音を聞く
コンピューター業界の盟主はかつて米IBMだったが日本でシェア1位にはなれなかった。富士通など日本勢が迎え撃ったからだ。こう書くと業界の変貌にがくぜんとする。IBMも富士通も中核の企業向け事業の業績は見事にフラットだ。
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企業向けITに減速の懸念 クラウドの伸び率が下がる
エンタープライズIT大手16社の2018年度第3四半期(7~9月)の業績が出そろった。データセンター、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウドの4事業分野を合計した企業向けIT売上高は総額1121億5800万ドル(12兆6694億円)となり、前年同期を10.0%上回った。営業利益は16.8%増、…
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高まるクラウド売上高比率 大手各社は計上方法に腐心
日本マイクロソフトの平野拓也社長は3カ月前、2018年8月の事業戦略説明会で「クラウドは全社売り上げの6割に到達した」と強調し、クラウド事業が日本マイクロソフトの主力ビジネスになったと初めて明かした。
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世界の時価総額上位4社が15兆円 2018年度に投資を加速
株式の時価総額で世界の上位4社である米アップル、米アマゾン・ドット・コム、米マイクロソフト、米アルファベット(グーグル)の年間売上高の合計は、世界の8割を超える国の国内総生産(GDP)より大きい。
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データをクラウド大手に置くな ストレージのレジェンドが提案
「大容量でかつ安く、速く、そして安定していなければならない。これがエンタープライズストレージに求められる四原則だ」。こう話すのは、米EMC(現米デルEMC)の創業メンバーとして約120のストレージ関連特許を持つモシェ・ヤナイ氏である。
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C&C事業会社に変身へ NTTは世界初の成功果たすか
世界市場をにらみ、グループ内の事業再編に乗り出したNTTの動きを先頃見て、「C&C(コンピュータとコミュニケーションの融合)」という古語を思い出した。C&CはNEC会長だった小林宏治氏が1977年10月、米国で講演した時に発表した構想であった。
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クラウド実績の開示を止める 米オラクルが不可解な決算
2018年8月30日号の本欄に掲載した「IT大手の2018年度第2四半期(4~6月期)事業分野別売上高」の表の脚注に「米オラクルのクラウド売上高は日経コンピュータ推定」と記載すべきであった。この表に入れた数字はオラクルの2018年度第4四半期(3~5月期)の結果である。しかし、オラクルがクラウド実…
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売上高も営業利益も2桁増 IT大手16社の第2四半期
グローバル大手ITベンダー16社の2018年度第2四半期(4~6月期)業績が出そろった。データセンター、ソフトウエア、サービス、クラウド(パブリッククラウドサービス)の4事業を合計した企業向けIT 売上高は総額1152億3700万ドル(12兆8731億円)となり、前年同期の1029億1700万ドル…
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主力事業、11四半期マイナス IBMの道を歩み続ける富士通
富士通が3年もの間、超低空飛行を続けている。いつ上昇に転じるのかも分からない。
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2022年に5割近くへ 国内企業市場のクラウド比率
「国内エンタープライズIT市場におけるクラウドの比率は4年後の2022年にはおよそ5割になる」。IDC Japanの松本聡ITサービスリサーチディレクターはこう予測する。IDCによるとクラウドの比率は2017年に15.6%だった。これが2020年に36%になり、2022年に47.4%と5割に近づく…
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データ分析・連携技術が浮上 幻滅期を抜け、利用が始まる
情報サービス産業協会(JISA)が協会所属企業の技術者に調査したところ、今後利用する計画がある要素技術のランキングで「データマイニング」が1位になった。2位は「クラウド型データウエアハウス」、3位は「クラウドデータ連携技術」。これら3技術の利用実績はまだ低いものの、認知度(当該技術に一定以上の知識…
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「アクセンチュアをつくる」 富士通、新施策の鍵は分社か
「社内にアクセンチュアをつくる」。真顔で話すのは富士通の宮田一雄シニアフェローである。宮田氏は富士通常務であった2017年1月、「デジタルフロントビジネスグループ」を設置した。顧客企業のデジタルビジネスを支援する同グループがお手本にしたのがアクセンチュアだった。
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