
キーワード
目次
-
EMVコンタクトレス(EMV Contactless)
非接触決済の業界標準規格とそれに準拠した決済サービスを指す。クレジットカード会社の旧ユーロペイ(米マスターカードと経営統合)、マスターカード、米ビザの頭文字に由来してEMVコンタクトレスと称する。
-
ライトサイジング(Right Sizing)
ビジネスの環境や業務の実態に合わせて経営資源を最適化しようとする考え方や取り組みのこと。1990年代には情報システムの運用コストを最適化する動きとして関心を集めた。2020年以降はオフィスの最適化として注目されている。背景には新型コロナウイルス対策でテレワークを進める企業の中で、出社する社員数に見…
-
DX認定制度(DX Recognition Program)
デジタル技術を活用したビジネス変革に向けた準備を整えた事業者を、経済産業省が「DX(デジタルトランスフォーメーション)認定事業者」として認定し公表する制度。2020年5月に始めた。DXに必要な取り組みを認定基準として示すことで、事業者がDXに踏み出す契機とする狙い。認定を得ることで、事業者はDXに…
-
モデルベース開発(Model Based Development)
開発するシステムで実現したい機能を抽象度の高い「モデル」として表し、そのモデルを使ってコンピューターシミュレーションを行いながら開発を進めていく手法。本来はモデルを基にしたソフトウエア開発全般を意味する言葉だが、近年は組み込みソフトウエアを含めた制御システムの開発手法を指すのが一般的となっている。
-
プログラミング教育(Computer Programming Education)
小中高等学校で必修となる「プログラミング的思考」を養うための教育のこと。学習指導要領の改訂に伴い、小学校では2020年度から、高等学校では2022年度から必修となる
-
クラウドストレージ(Cloud Storage)
クラウド上にファイルを保存できるサービスのこと。オンラインストレージとも呼ばれ、取引先など社外の相手とのファイル共有や、社内外のプロジェクト関係者による共同作業などの用途で使われている。ファイルを共有する際には、まず共有したいファイルをクラウドストレージにアップロードし、ファイルのリンクURLを相…
-
PPAP
電子メールの送信者が暗号化した圧縮ファイルをメールに添付して送ったあとに、2通目のメールでパスワードを送ること。情報セキュリティー対策として広がったが、実際には効果のほとんどない無意味な慣習である。
-
仮想オフィス(Virtual Office)
テレワーク環境でオフィスの臨場感を仮想的に再現することを目指し、「雑談」や「相談」などインフォーマルで偶発的なコミュニーションの促進に重点を置いたサービスを指す。
-
GIGAスクール構想(GIGA School Program)
全国の小中学校で児童・生徒1人に1台、パソコンなどの学習用端末を配備し、校内LANを整える政府の計画。2020年度末までに学習用端末の配備を目指す。学習用端末を活用し、クラス全員に同じ内容を一斉に教えるこれまでの授業方法から、児童・生徒1人ひとりの理解度に応じた個別最適の学習への転換を目指す。
-
デジタル庁(Japan Digital Agency)
菅義偉内閣が行政のDX(デジタル変革)を推進するために設置を目指す新しい行政機関。菅氏は首相就任前の自民党総裁選で、デジタル庁設置を自身の目玉政策として掲げた。2020年9月16日の首相就任後の記者会見では、「複数の省庁に分かれる関連政策を取りまとめて強力に進める体制として、デジタル庁を新設する」…
-
SDN(Software Defined Networking)
ネットワークの構成や設定をソフトウエアで柔軟に変更できるようにするアーキテクチャーを指す。SDNコントローラーと呼ばれるソフトウエアにより、ルーターやスイッチ、無線装置などの通信機器を集中的に制御することで、ネットワーク構成などを必要に応じて即座に変更できる。
-
エモテット(Emotet)
マルウエア(悪意のあるソフトウエア)の一種。メールに添付されたMicrosoft Officeファイルを開いたり、メール本文に記載されたOfficeファイルへのURLリンクをクリックしたりすると感染する。
-
電子レシート(Electronic Receipt)
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで買い物をした際に受け渡しをしていた紙レシートに代わり、スマートフォンの専用アプリケーション上でレシート情報を管理、閲覧できるサービス。
-
ジョブ型雇用(Job-based Employment)
ジョブディスクリプション(JD:職務記述書)などで明文化した職務内容に基づき、職務を遂行する能力を持った人材を雇用する形態。
-
デジタルアート(Digital Art)
デジタル技術を活用した芸術作品を指す。「メディアアート」と呼ばれることもある。デジタル化した写真やイラスト、コンピューターグラフィックス(CG)を使った作品のほか、ロボティクス、電子音楽などを組み合わせ、空間全体を総体的に芸術として体験させる作品もある。
-
リモート・デスクトップ・サービス(Remote Desktop Service)
ネットワーク経由で異なるパソコン同士を接続したうえで、遠隔で操作できるようにするリモート接続サービスの1つ。遠隔地にあるパソコンのデスクトップ画面を手元のパソコンへ転送したり、手元のパソコンのキーボードやマウスを使って遠隔地のパソコンを操作したりできる。
-
電子インボイス(Electronic Invoicing)
2023年10月に導入する消費税の「適格請求書等保存方式」(インボイス制度)において、企業が消費税を納税する際に必要となる「適格請求書(インボイス)」を電子化する仕組みのこと。民間主導で標準規格を作る動きが広がっている。
-
HPCI
全国の国立大学や国立研究開発機関などのスーパーコンピューターの計算能力を一元的に大学や研究機関、企業に所属する研究者に提供するための基盤で、「High Performance Computing Infrastructure」の略称。文部科学省の委託事業として高度情報科学技術研究機構(RIST)神…
-
オンライン会議ツール(Online Meeting Tools)
インターネット経由で映像や音声をやり取りして会議するためのツール。Webサイトと同じ通信プロトコルを使う場合が多いので「Web会議ツール」とも呼ばれる。テキストを主体にやり取りするビジネスチャットツールも「オンラインで会議をするためのツール」だが、一般にオンライン会議ツールと言えば、映像・音声を主…
-
電子契約サービス(Electronic Contract Service)
法人や個人の間における契約を、紙の契約書や印鑑などを利用せずに、電子的な文書によって完結させるITサービスのこと。一般にSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)の形で提供している。