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2021年度の企業IT投資「増える」3割超 7割が社員の育成や健康管理に悩む

※端数処理(四捨五入)したため合計が100%にならない(2020年10月15日~10月23日にかけて日本情報システム・ユーザー協会の会員企業335社を対象に実施(回答116社)したアンケート。出所:日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査2021(2020年度調査)第2回緊急実態調査結果」、2020年11月25日)
※端数処理(四捨五入)したため合計が100%にならない(2020年10月15日~10月23日にかけて日本情報システム・ユーザー協会の会員企業335社を対象に実施(回答116社)したアンケート。出所:日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査2021(2020年度調査)第2回緊急実態調査結果」、2020年11月25日)
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 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)が新型コロナウイルス影響下での企業のIT投資動向をまとめた「第2回緊急実態調査」によると、2021年度のIT投資が前年度比で増加すると予想している企業は3割超に上った。

 JUAS会員のユーザー企業と情報子会社を対象として2020年10月15日~23日にアンケート調査を実施し、計116件の有効回答を得た。

 売上高別の傾向をみると、2021年度は売上高が1000億~1兆円未満でIT投資が前年度に比べ「増える」と回答したのは41.9%。一方、「減る」との回答は6.4%だった。

 売上高が1兆円以上の企業については、二極化する傾向が見られた。IT投資が「増える」と回答した企業は42.3%あり、このうち15.4%が1割以上の大幅な増加を見込んでいる。一方で、「減る」との回答も30.7%あった。

 今回の調査では新型コロナ禍を受けて浮上した働き方や人材育成面での課題についても聞いている。その結果、「若手や新規採用者に対するOJTが難しくなった」と考える企業の割合が71.6%に達した。「従業員の健康管理、メンタルケア」も70.7%と突出していた。そのほか上位には「業務負荷の偏り(37.1%)」、「執務スペースの対策(36.2%)」、「人事評価方法(34.5%)」が続いた。

 もっとも、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への意欲は、2020年夏に実施した第1回調査と同様に高水準を保っている。DXの取り組みが1年以内に加速すると予測する企業は52.2%、中長期的(3~5年)に加速するという企業も71.7%あった。