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 ITエンジニアの給与について読者に聞きました。「年齢を固定して見た場合、給与は上がっていますか、下がっていますか」と尋ねたところ「上がっている」は28%、「下がっている」は10%にとどまり、「変わらない」の54%が大多数を占めました。日本全体が人手不足に悩み給与上昇の動きが目立つ中、ITエンジニアに必ずしも恩恵が及んでいないのかもしれません。

 「ITエンジニアの給与は、何を最も重視して決めるのがよいと思いますか」と尋ねたところ、「仕事の成果」「スキル、経験値」との回答が他を引き離しました。「年齢、社内の役職」「取得しているIT資格の種類や数」がそれに続きました。

 「その他」では「責任感、営業力」「顧客満足度」「現場との連携力の高さ」といった回答がありました。「開発であれば難易度・期間・利益、保守は期間・精度、運用は精度・効率」のように業務の種類別に重視項目を具体的に示す意見もありました。

 自由回答欄には給与の在り方について多様な意見が寄せられました。例えば「マネジャーを目指さないITエンジニアの評価が難しい」「年功序列型の給与体系の中で、若いが抜群の成果を出すITエンジニアの処遇が難しい」といった声が挙がりました。

 日本のIT業界の商慣行である「人月ビジネス」も給与に大きく関係します。ITベンダーの視点では「生産性が高いITエンジニアの人月単価が高いとは限らず、必ずしも正当な報酬が得られない」という指摘がありました。ユーザー企業からは「生産性が高いITエンジニアに発注したほうが良いと分かりつつ、経費管理上安い人月単価を求めてしまいがち」との声があり、根深い問題になっているようです。