
日経コンピュータ 編集後記
目次
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日経コンピュータ編集後記 2023年3月30日号
2023年3月いっぱいで日経コンピュータを離れます。日経クラウドファーストから出戻って4年間、AIとクラウドの特集に注力してきました。AIによる業務自動化や社会変革はこれからが本番ですが、同輩・後輩に託します。今後とも日経コンピュータをよろしくお願いします。
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日経コンピュータ編集後記 2023年3月16日号
欧州の新規制「DMA」は「時価総額750億ユーロ以上」などの基準を超える企業を規制します。世界時価総額ランキングの上位を占める米巨大テック企業を狙い撃ちにした設計と言わざるを得ません。世界的な規制強化の流れがどんな結果をもたらすのか、今後も注視していきます。
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日経コンピュータ編集後記 2023年3月2日号
地方銀行の勘定系システムは大変革期を迎えています。広島銀行のように「平時」でも別のITベンダーのシステム共同化に乗り換えを決める動きが出始めています。
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日経コンピュータ編集後記 2023年2月16日号
「東京都は行司役に徹する」。都のスタートアップ振興策について、宮坂学副知事がこう語っていたのが印象的でした。過度に出しゃばらず、必要な意思決定を下す。そんな役割を自認しているのでしょう。
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日経コンピュータ編集後記 2023年2月2日号
昨年、DX人材育成の特集記事を担当しました。「今後、多くのビジネスパーソンが企業のDX推進やDXプロジェクトにかかわることが増えそうだ」と感じ、そこで大事になるものは何かを考えたところ、デジタル技術に関する知識とともに、「DXをうまく進めていくコツやポイント」があると気づき、今号の「DXの心得」を…
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日経コンピュータ編集後記 2023年1月19日号
ジョブ型人事制度に移行する企業が増えています。真の狙いは社員の「キャリア自律」を促すことです。キャリアを主体的に描き、自ら学び続ける社員を増やすことで、専門性強化や、デジタルをはじめとする新たなスキル獲得につなげ、DX(デジタル変革)を推進する。
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日経コンピュータ編集後記 2023年1月5日号
2022年初頭の時点でほぼ起こり得ないとされたロシアのウクライナ侵攻から企業は何を学び、東アジアでの有事リスクにどう備えるか。悪いシナリオを想定すると影響の甚大さに思考停止に陥りがちです。有事が避けられても米中デカップリング激化など、事業継続に影響するリスクは増えています。
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日経コンピュータ編集後記 2022年12月22日号
DXの成功に向けてはIT投資などのハード面だけでは不十分。鍵を握るのは現場に関心を持ち続け、現場社員の仕事に対する意欲を高められる経営者や上司のマインドである――。
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日経コンピュータ編集後記 2022年12月8日号
アジャイルによる組織変革の取材で感銘を受けたのが、デジタルツールの活用方法です。以前からソフトウエア開発をアジャイルで進める現場を多く取材してきましたが、当時に比べると格段にデジタルツールが充実してきたと感じました。
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日経コンピュータ編集後記 2022年11月24日号
「バブル経済が崩壊していなければ、システムモダナイズはもっと進んでいた」。取材先での話が耳に残っています。1970年代から80年代につくられたシステムは「バブル崩壊により20年に1度の刷新機会を見送られた」という見立て。
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日経コンピュータ編集後記 2022年11月10日号
「情報が得られない」「何が起きているのか分からない」。自治体職員、他省庁職員、ITベンダーらからデジタル庁についてこんな不満の声をよく聞きます。例えば河野デジタル相は今の健康保険証を2024年秋に廃止しマイナンバーカードへ一体化すると記者会見で表明。自治体には住民からの問い合わせが相次ぎましたが、…
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日経コンピュータ編集後記 2022年10月27日号
普段は銀行など金融機関を中心に取材していますが、ベンダーロックインの功罪を感じる局面が度々あります。システムの安定稼働に寄与する一方で、コストの高止まりなどを招いている可能性があります。ベンダーロックインに関しては「これをやれば解消する」という一手はありません。まずはITの中長期戦略を描き、それを…
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日経コンピュータ編集後記 2022年10月13日号
DX人材育成のポイントを明示した特集記事を書こうと心に決め、DX先進企業へ取材したところ、様々な工夫を凝らしていると判明。取材をつぶさに振り返り熟慮した結果、7つの工夫にまとまりました。各社の工夫から、従来の人材育成策にはない創意と熱意をひしひしと実感。この強い印象を踏まえてまた熟慮。タイトルの「…
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日経コンピュータ編集後記 2022年9月29日号
私が初めて機械学習についてまとまった記事を書いたのは、日経コンピュータ2011年9月15日号に掲載した特集記事「ビッグデータ革命」のことでした。記事では「ペタバイト級のデータ+機械学習+高度な判断」がビッグデータ革命の本質だと指摘し、中でも「『判断の自動化』につながる機械学習」が最も重要な技術であ…
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日経コンピュータ編集後記 2022年9月15日号
4年ぶりにシステム子会社にフォーカスした大型特集を組みました。4年前の特集では子会社間の再編や外販の強化などの話題が中心でしたが、今回は「本体による吸収合併」「受け皿型子会社の設立」といった話題が中心。
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日経コンピュータ編集後記 2022年9月1日号
今回の顧客満足度調査では前回までの調査と同様、ユーザー企業などから寄せられた自由意見をテキスト化し、課題を分析しました。「高い」「難しい」「遅い」など、ユーザー企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を阻害するキーワードが見えてきました。
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日経コンピュータ編集後記 2022年8月18日号
「今日の講義を聴いて起業したいと思った人は?」。あるスタートアップの幹部が大学の起業家育成講座で講義し、こう尋ねると挙手はゼロ。「日本が起業先進国になるのは当面先だ」。幹部は嘆息したそうです。政府や産業界が始動し、モノやカネは充実しつつあります。
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日経コンピュータ編集後記 2022年8月4日号
マイクロサービスの取材では当初、辞退が多く情報収集が危ぶまれました。「まだ成果を見せられない」というのが大方の理由です。新技術ではありがちですが、マイクロサービスはもはや成熟期に入ってもおかしくないトレンド。導入の難しさとともに、成果に完璧を期す日本企業の姿勢も感じました。
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日経コンピュータ編集後記 2022年7月21日号
「会社戻るなら乗って行きなよ」。池袋本店での撮影を終えたあと、ビックカメラの木村社長が撮影に立ち会った若手社員らに、自身のハイヤーに乗るようこう声をかけていたのが印象的でした。若手の返答は「やった、乗りまーす!」。
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日経コンピュータ編集後記 2022年7月7日号
円安や電気料金高騰によるITサービスへの影響を取材して、改めてデータセンター運営に占める電力コストの大きさを思い知りました。冷却の効率化が限界に近づけば、次に電力利用量削減で取れる手段はCPUなどの省電力化しかありません。電気料金高騰は、電力当たりの性能を競うなどサーバーのアーキテクチャー競争にも…
日経クロステック Special
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