ジョブ型人事制度に移行する企業が増えています。真の狙いは社員の「キャリア自律」を促すことです。キャリアを主体的に描き、自ら学び続ける社員を増やすことで、専門性強化や、デジタルをはじめとする新たなスキル獲得につなげ、DX(デジタル変革)を推進する。そんな「DX人的資本経営」のために、実はマネジャーが非常に重要だと、特集で取材した皆さんが口をそろえるのが印象的でした。(外薗)
会社が「どんどん学んでほしい」というメッセージを発出してくれることが何より社員の背中を押すのではないかと思います。自習というと会社推奨の通信教育を利用して就業後ひっそりと行うイメージがありました。しかし会社自ら「業務外」というイメージを払拭しようとしている意義は大きいと思います。今後人的資本の情報開示義務化など大きな動きが控えており引き続き注目していきます。(国司)
リスキリングと一言で言っても、各社さまざまな人材育成や研修の方法をとっており、考え方が共通する部分と各社の工夫が見える部分、それぞれの話を興味深く聞きました。人材不足が深刻化する中、外部から人材を採用することも大事ですが、自社のビジネスを経験し、知識を持つ人をデジタル人材にリスキリングする動きに今後も注目したいと思います。(杉山)
米ラスベガスで開催された「AWS re:Invent 2022」を現地で取材しました。米国を中心とした海外のユーザー企業がクラウド移行を終え、データをビジネス変革に使うために基盤の整備とユースケースの探索を進めている―。そんな潮流を感じました。世界中から集まった5万人以上の熱量も記事から伝われば幸いです。(馬本)
2年半ぶりに本誌に復帰します。直近の1年強は米NYで生活し、米国のデジタル化を経験してきました。そこで痛感したのは、日本は決して遅れていないということ。電子決済のようなスマホを使ったサービス提供などは日本の強みだと感じました。日本企業のITがより強くなるための情報を提供していきたいと思います。(島田)