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 中国のIT大手アリババ集団のジャック・マー会長は「単なるECの時代は過ぎた」と話しているといいます。単なるECの時代、つまりECだけで世界が完結する時代、ということでしょう。当たり前と言えば当たり前です。人間が実世界で生きる以上、実世界を取り込んだ方がビジネスチャンスは広がるはず。マー会長は続けます。「今後10年はオンラインとオフラインが融合した新小売の時代だ」と。その萌芽を感じる動きが2017年から相次ぎました。2018年は小売業界にとってさらなる新陳代謝の年になりそうです。(染原)

 老舗ブランドの宿命とも言えるのが顧客の「高齢化」です。長く愛用してくれる顧客はありがたい存在ですが、若年層も同時に開拓しなければ先細りしかねません。20年以上の歴史を持つヤフーもネット企業としては立派な老舗。「ヤフオク!」の担当者は「サービスとともに利用者も年を取っている」と打ち明けます。新興勢力のメルカリは若い女性が主な利用者層です。ヤフーもフリマ機能を追加するなどの策を講じています。データドリブンで成長だけでなく新陳代謝を実現できるでしょうか。(玉置)

 ケーススタディーで取材したディスコは「業務で利用するITは使い手たちが自ら作る」というユニークなシステム開発を進めています。あるケースでは、業務部門の担当者がExcelを使って業務で使う帳票データを作成。その帳票データを情報システム部門が開発したワークフローシステムに載せて業務システムに仕立てたそうです。業務の属人化を招くと敬遠しがちなExcelも活用次第なのだと気づかされました。(西村)

 挑戦者に登場したNECデータサイエンス研究所の今岡仁氏は「定年になった夢を見た」と話します。「ある日の朝、目が覚めたら定年を迎えていたという夢だった。もう少し仕事がしたいなと思った」と続けます。夢から覚めた後、定年まであと何年かを数えたそうです。今年で48歳を迎える同氏。定年までにあとどれだけ勝負できるか。目の前にある技術開発に全力を注ぎ続けます。(岡田)

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