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 特集で取り上げた「情報Ⅰ」には私自身が社会人になって初めて知った内容もありました。取材からは課題を感じつつも質の高い教育のために試行錯誤する現場の姿が見えてきます。実践的なデジタルの知識を身につけて社会に出る学生たち。私たちも、彼ら彼女らに恥じない社会人でいられるよう学び続けなければならないと、身の引き締まる思いです。(西原)

 日本のIT教育は海外と比べて周回遅れと言われてきました。こうした中、「情報Ⅰ」の必履修化は「他国に追いつくどころか、リードできる人材を育てる」と期待がかかります。すぐに結果が出る訳ではありませんが未来を担う若者に向けて、ITを「生きるために必要な力」とするための種が、確実にまかれたと感じました。(増田)

 「寂しくなりますね、地元の顔だから」。地方の百貨店が閉店するニュースは、惜しむ住民の声を必ず取り上げます。ただ、名残惜しむ当の顧客が買いに来なくなったからこその閉店ではと常々感じていました。富士通のメインフレーム撤退報に接し、買わなくなった顧客の「責任」について、釈然としない思いが残りました。(玉置)

 「メインフレームからの撤退は30年前に言ってくれ」。米IBMのメインフレームユーザーは同社にこう伝えたそうです。メインフレームに絡みついたソフトを数多く抱え、基盤移行は難航必至だからです。富士通がメインフレーム事業からの撤退を発表しましたが、ユーザーにとっての本番はこれからで、曲折が予想されます。(山端)

 富士通は時田隆仁氏が2019年に社長に就任して以降、怒濤(どとう)の改革を進めてきました。グループの再編や名だたる外部人材の登用、早期退職の実施、そして今回のメインフレームとUNIXサーバーからの撤退――。ただ、こうした改革も業績に結び付かなければ市場からそっぽを向かれかねません。今後の業績は特に注目です。(鈴木)

訂正:2022年3月3日号30ページで、ダイキン工業のデジタルツインのデータ取得頻度を「10マイクロ秒」としていましたが、正しくは「10ミリ秒」です。おわびして訂正します。
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