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 キユーピーの工場で人工知能(AI)を導入した担当者の荻野氏への取材終盤。雑談をしていると、荻野氏は元々脳科学を勉強していたという話になりました。「究極に言えば、人の幸せは腹式呼吸と卵2個でかなうのです」と楽しそうに話してくれました。卵2個の理由は人の幸せに影響するトリプトファンの成分を多く含むからとのこと。大手電機メーカーからマヨネーズを中心とした「卵事業」を核としたキユーピーに転職した荻野氏が機械の「脳」を使ってどう人間を幸せにできるのか。今後が楽しみです。(染原)

 需要予測にAIで挑む事例を取材しました。予測精度を高めるにはAI技術を磨くのはもちろん、質・量ともに十分なデータをいかに確保するかが鍵を握ります。サービスを提供するベンダーは様々な手段を講じています。NTTドコモはタクシーの需要予測サービスで、自社の基地局から得られる人の位置情報や動きに関するデータを活用しています。NECは食品や飲料の需要予測に必要な気象データを得るために日本気象協会と協業しました。自社に十分なデータがないユーザー企業はデータを持つベンダーと協力するのが現実解といえます。(田中陽)

 個人から大量のデータを集める米フェイスブックなどの「プラットフォーマー」に厳しい視線が注がれています。これらの企業が「サービスを使わなければならない」と多くの人が思う支配的な地位にあるのが現実だからです。2017年末にはフェイスブックが支配的な立場を乱用した疑いをドイツ当局が示しました。AIやその源泉となるデータの悪用に対する恐怖感が社会に広がっています。(竹居)

 IT企業の新卒採用について取材しました。一括採用にはメリットがある一方、一度に複数社に応募する状況は非効率でしょう。最近ではエントリーシートをAIで判別するサービスも出てきました。通年採用ならこの作業は平準化され、AIは必要なくなるかもしれません。「AI採用」は技術の無駄遣いとの印象も受けます。(斉藤)

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