大学のCSIRT担当者はセキュリティ対策の難しさを訴えました。「『各種対策は研究に支障をきたす』と教授会で異論が出る」「通信の監視は『研究データが他者にのぞかれる』と反対される」といった具合です。気になるのはCSIRTが自らを「研究や教育現場を制約する疎まれる組織」と自認するふしがあったこと。CSIRTは被害拡大を防ぐ火消し役であると、まず自分自身が認識することが対策を高める第一歩と感じます。
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