ITサービスやソフトなどの売りやすさを販売代理店とSI企業に聞いた「パートナー満足度調査」。24回目となる今回は、8部門のうち5部門の首位が入れ替わる激戦に。コロナ禍2年目、IT商材活用を前提とした働き方が定着する中、思うようにユーザー企業にIT商材が届かない――。そんな状況が浮き彫りになった。最新の調査結果から探る。
システムインテグレーター(SI企業)や販売代理店を対象に、ITサービスやソフトウエアなどの製品ベンダーについての評価を聞く「パートナー満足度調査」は今回で24回目。「サーバー」などのハードウエア、「基幹系ソフト/サービス」といったソフトやサービスなど合計8部門の満足度を調べた。
調査は日経BPコンサルティングの協力を得た。製品やサービスの機能、性能、信頼性、拡張性などについて聞いた「製品」、価格設定や価格体系に関する「価格競争力」など5項目に基づいて各部門を評価した。
2022年の調査は前回と同様の8部門について調査した。「サーバー」「法人向けPC」「クラウド基盤サービス(IaaS、PaaS)」「ネットワーク機器」「セキュリティー・脅威対策製品/サービス」「クライアント管理・統合運用管理ソフト/サービス」「クラウド情報系サービス」「基幹系ソフト/サービス」の8部門である。この中でハードウエアに関する「サーバー」「法人向けPC」「ネットワーク機器」で首位が入れ替わり、さらに「セキュリティー・脅威対策製品/サービス」「クライアント管理・統合運用管理ソフト/サービス」でも1位企業が変わった。実に8部門中5部門の首位が入れ替わる激戦だった。